出版社内容情報
顔は知らない、見たこともない。けれど、おはなしの神様はたしかにいる――。恩田陸が眺める世界を堪能できる、傑作エッセイを待望の文庫化!
内容説明
恩田陸が眺める世界。小説、漫画、映画に音楽、舞台まで…少女時代からありとあらゆるエンターテインメントを堪能し、物語を愛し続ける作家の眼にはどんな世界が映っているのか?その耳では、どんな響きを感じているのか?どんな言葉で語るのか?軽やかな筆致で想像力の海原を縦横無尽に楽しみ尽くす、とびきり贅沢なエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
だまだまこ
55
エッセイや書評をまとめた1冊。恩田さんがこれまで読んできた本や漫画は知らないものばかりだったが、その感想が面白くて退屈せずに読めた。特に印象的だったのは、映画『フォース・カインド』の感想の中で触れられた「こわい」について。「今にして思えば」や「誰かに聞いた話なんだけど」のなんとなく始まる話がこわい、というのは恩田さんの小説を読んでいて感じることだったのですごく腑に落ちた。今まで出会ったことのなかったジャンルの小説も読んでみたい思った。2020/11/09
ダージリン
42
小説・少女漫画・映画とそれぞれ章にまとめて書かれている書評メインのエッセイでした。普段は自分の知らない作品は読み流しがちなのに、恩田陸さんのは語り口が上手過ぎて、身を乗り出して聞き入ってしまう感じになります(笑)。恩田ワールドを形作るものに興味深々。少女漫画の章が特に好きですね!2020/04/01
コジ
31
★★★★☆ 恩田陸が影響を受けた「物語」を紹介、解説するエッセイ集。作家が影響を受けた小説、演劇を紹介するのは興味がある反面「普通かな?」と思った第一部と三部。その反面、少女漫画を紹介した第二部では、著者の着目点や分析力、そしてそれを語る様子に熱いものを感じ(笑)、ここで紹介された数々の作品の中で今の恩田陸を構成しているは、ほとんど少女漫画ではないかとだと思えた。2020/05/30
tomi
29
恩田さんの書評を中心とするエッセイ集。文庫解説も多く、作品の守備範囲は広い。川端康成も小川洋子も本質的には猟奇作家で変態作家。その幸福の上澄みの「雪国」や「博士の愛した数式」を愛する国民は、無意識に共有している価値観において、自分たちが相当な変態であるとどこかで承知しているという指摘。ブラッドベリと川端も本質的に共通する。彼らは影の国の住人であり、その暗い海から浮かんできた泡は崇高で美しい。 ほか三島由紀夫、内田百閒から少女マンガ、映画、ビートルズまで、多彩なジャンルを論じている。2025/12/12
緋莢
24
文庫解説等を中心にまとめた「面白い本はすべてエンタメ」、これまで読んできた少女漫画について書いた ものを集めた「少女漫画と成長してきた」、映画や演劇について書いたものを集めた「暗がりにいる神様は見えない」で 主に構成されているエッセイ集。その前に「硝子越しに囁く」は、小説風味もあるエッセイで、この中で「方違え」と呼んでいる、会社から家にまっすぐ帰れない時に寄る場所についての連作短編も面白そうなんですが、恩田さんが書くと不穏なものになりそうだよな~と(続く2022/01/12
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