ちくま文庫<br> 被差別部落の伝承と生活―信州の部落・古老聞き書き

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ちくま文庫
被差別部落の伝承と生活―信州の部落・古老聞き書き

  • 柴田 道子【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 筑摩書房(2019/03発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480435774
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C0136

出版社内容情報

長野県下の五十余の被差別部落、百人を超える人々から行なった聞書集。暮らしや民俗、差別との闘い。語りに込められた人々の思いとは。解説 横田雄一

内容説明

1968年から1970年にかけて、長野県下五十数か所の被差別部落を訪ね歩き、百人を超える人々から得た貴重な証言が、一人の児童文学者によってまとめられていた。自分たちの先祖はどこからやって来て何をしていたのか?さまざまな伝承に込められた思いや知られざる歴史、日々の生活に根差した文化、差別に抗した闘いの記憶。いま差別とヘイトに抗するために。

目次

第1部 伝承と歴史(白山信仰と部落;子ども好きの白山さま;“虎の巻”と呼ばれた長吏田来之記 ほか)
第2部 生活と文化(落穂拾い;据え風呂の立つ日;菅笠づくり ほか)
第3部 水平社の闘い 高橋市次郎老聞き書き(高橋市次郎さんを訪ねて;水平社運動、火の手をあげる;最初の差別糾弾 ほか)

著者等紹介

柴田道子[シバタミチコ]
1934年3月東京市大森区(現東京都大田区)生まれ。共立女子大学文芸学科卒業。大学在学中にはセツルメント運動に参加する。1954年、乙骨淑子、奥田継夫、山下明生、掛川恭子等と共に同人誌『こだま』を創刊。1959年、学童疎開を描いた『谷間の底から』(東都書房、のち岩波少年文庫)で作家デビュー。1964年に長野県長野市へ転居。地元の被差別部落出身の高校生たちと出会い、部落解放運動に関わる。1975年8月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kawa

35
紀伊国屋書店web作品紹介より「1968年から1970年にかけて、長野県下五十数か所の被差別部落を訪ね歩き、百人を超える人々から得た貴重な証言が、一人の児童文学者によってまとめられていた。自分たちの先祖はどこからやって来て何をしていたのか?さまざまな伝承に込められた思いや知られざる歴史、日々の生活に根差した文化、差別に抗した闘いの記憶。いま差別とヘイトに抗するために。」重いテーマ・内容なのだが、頁を括る手が止まらなかった。発刊から約50年の再発を英断した関係者に感謝。2019/07/24

アメヲトコ

9
単行本1972年刊。長野県内の被差別部落を訪ね歩き、古老から歴史と生活、闘争体験などを聞き取ったもの。インタビュアーの一人が当時の長野県解同の書記長ということもあり、部落政治起源説や暴力も含む糾弾闘争の正当化など、当時のイデオロギーのフィルターがかかっている点に留意が要りますが、明治11年生まれの古老からも聞き取っているなど、今となっては貴重な記録で、当時の差別のえげつなさも感じます。「破戒」の舞台も訪ねていて、そこでの藤村の不人気さも印象的です。地域に関わることの姿勢についても考えさせられます。2019/03/30

CTC

8
本年3月のちくま文庫新刊、単行本は72年三一書房。著者は東京生まれの児童文学者で、64年に長野市に転居、土地の被差別部落出身高校生らとの交流から、解放運動に関わったという。本書はその経緯から解同長野連合会書記長の手引きで「2年余にわたり、県下の部落を50ばかり」廻ってものにした聞き書きである。著者の眼差しの温かさが相手に届いているのがかわかる内容で、現在形であった(当時の、ですが)切ない差別の様が記されている。 私はこの本を旅先の長野県下の或る書店で購入した訳だが、よくぞ復刊したものだと感銘を受けた。2019/08/15

nata

2
巻末の解説に企画の動機として「部落にすばらしい生活と闘いがあり文化がある」ことを知らせたいとある。古老からの聞き書きによって部落と言われる人々の暮らしや、言い伝えられてきた歴史、そして差別の一端を見ることができる。辛い話だけでなく古い家柄を誇る部分や、部落に伝えられる才人の話などもあり暗い気持ちにならずに読める。一部暴力や脅迫を正当化しているような部分もあるが、原著が1972年出版であり、社会全体がずっと荒っぽかったことも考慮すべきだろう。彼らがそれ以上に苛烈な仕打ちを受けてきたことは言うまでもない。 2020/06/09

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