出版社内容情報
植物の刺繍に長けた風里が越してきた古い一軒家。その庭の井戸には芸術家たちの悲恋の記憶が眠っていた――。『恩寵』完全版を改題、待望の文庫化!植物の刺繍に長けた風里が越してきた古い一軒家。その庭の井戸には芸術家たちの悲恋の記憶が眠っていた――。『恩寵』完全版を改題、待望の文庫化!
ほしお さなえ[ホシオサナエ]
著・文・その他
内容説明
職場で心身をすり減らし、会社を辞めた風里。散策の途中、偶然古い一軒家を見つけ、導かれるようにそこに住むことになる。近くの三ノ池植物園標本室でバイトをはじめ、植物の標本を作りながら、苫教授と院生たち、イラストレーターの日下さんや編集者の並木さんなど、風変わりだが温かな人々と触れ合う中で、刺繍という自分の道を歩みだしていく―。
著者等紹介
ほしおさなえ[ホシオサナエ]
1964年東京都生まれ。作家・詩人。1995年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
191
風里(ふうり)、ブラック企業から転職して良かったね。植物園の研究室の面々に、研究室を行き来してる人の個性の強いこと。日下は風里のことが絶対好きだな。それは置いといて、導かれるように古い家に引っ越した風里。過去に住んでた住人の葉(よう)が登場して、今と過去が交差する。花、古い洋館、庭、井戸といった風景と背景が、これは梨木香歩さんの世界かと勘違いしそうになる。ほしおさなえさんならではの、ゆっくりした流れの物語だけど、ページをめくる手は加速する。すぐに下巻を読まなければ…。風里の刺繍の雑貨ほしいな。2020/02/16
ちょろこ
131
漂う雰囲気がいい、一冊。会社を辞めた主人公 風里。散歩道で出会った古い一軒家に惹かれ住むことに。序盤から漂う柔らかな雰囲気がいい。偶然か必然かのような場所や人との出逢い。会話からはもちろん、植物から漂う優しい雰囲気も読んでいて心が和らぐ。風里が自分の気持ちに向き合う姿、この家に住みたい、刺繍が好きというさまざまな気持ちをしっかりキャッチして大切にしていく姿は読んでいて清々しいしうらやましくもあったな。井戸、謎の少女、夢見、これがどう繋がってどんな展開が待ち受けているのか、下巻へ。2020/07/10
KAZOO
120
ほしおさんの最近の作品ではなく10年以上前に書かれた作品が題名を変えて出版されたそうです。女性の主人公が職場で疲れてしまい、そこをやめて新しい住まいを見つけそこをリフォームして住むことになります。その近くに大学付属の植物園がありそこで働き始めます。この物語もなんかゆったりした感じでほっとするような気がします。その家をめぐる何代か前の家族の様子が描かれていき物語が紡がれていきます。ほしおさんの他の作品と同様ここでも女性が刺繍という仕事で生きていきます。2020/01/23
yukision
74
布の上を走る刺繍糸のように、脈々とつながるDNA、幻想的な風景と風里の刺繍が目の前に浮かぶような、読んでいてとても気持ちのいい作品。この作家さんは詩人でもあったのか。『活版印刷三日月堂』でも感じたが、とても言葉選びが素敵な作家さん。このふんわり清々しい気持ちのまま、下巻へ。2021/02/09
たるき( ´ ▽ ` )ノ
63
文章がとても美しいと思った。読んでいて心が洗われるような表現があり、その世界に自然に連れて行ってもらえた。下巻を読み終えた時、どんな気持ちになるのか楽しみ♪2018/12/19
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