ちくま文庫<br> キャッツ・アイ

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ちくま文庫
キャッツ・アイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480435606
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

宝石収集家の死、暗号と失われた権利書、隠し部屋探し。複雑に絡み合う謎を解き明かすソーンダイク博士の活躍。英国黄金時代ミステリの名作。宝石収集家の死、暗号と失われた権利書、隠し部屋探し。複雑に絡み合う謎を解き明かすソーンダイク博士の活躍。英国黄金時代ミステリの名作。

R・オースティン・フリーマン[オースティンフリーマン]
著・文・その他

渕上 痩平[フチガミソウヘイ]
翻訳

内容説明

助けを求める若い女性の叫び声に、帰宅途中の弁護士アンスティが駆けつけると、そこには男女が激しく組み合う姿が。男は逃走、脇腹を刺された女性を運び込んだ近くの邸では、主人が宝石コレクションの陳列室で殺害されていた。事件は単純な強盗殺人に思われたが、被害者の弟ローレンス卿は警察の捜査に納得せず、ソーンダイク博士の出馬を要請する。本格推理に冒険的要素を加えた黄金時代ミステリ。

著者等紹介

フリーマン,R.オースティン[フリーマン,R.オースティン] [Freeman,R.Austin]
イギリスのミステリ作家。1862年ロンドン生まれ。医師から作家に転身、1907年、法医学者ソーンダイク博士を探偵役とした『赤い拇指紋』を発表。科学捜査を駆使するソーンダイク博士は短篇でも躍活し、シャーロック・ホームズと人気を競った。英国探偵小説界の巨匠のひとり

渕上痩平[フチガミソウヘイ]
英米文学翻訳家。海外ミステリ研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

31
語り手アンスティはアーサー王のランスロットを恋焦がれるシャロット姫に例えてるが、ウィニフレッドことウィニー、犯人らしき男と格闘してるから!英国紳士は好きな女性に姫フィルターをかけるのか。探偵ソーンダイク博士の一人勝ちが予定調和だが皆が博士を信用しすぎて警察に情報が行かないのも問題では。例えばウィニーはどさくさに紛れてアンドリューが持っていたロケットを持ち出してしまうが「返しましょうか」という彼女をアンスティ達は止める。重要な手掛かりが刻まれているのだから本来なら警察に渡すべきだ。かなりアンフェア。 2019/12/31

geshi

25
女性の悲鳴で幕を開け、殺人・宝石盗難・暗号解読・相続問題・謎の追跡者と、探偵小説の美味しい所を全部詰め込んだ冒険とエンタメ性の高いプロットでグイグイ読ませる。探偵助手と被害女性とのロマンスもちゃんと入れて、命が狙われてヒーロー参上!となる展開は分かっちゃいるけど好きだなぁ。ソーンダイク博士が謎解きをもったいぶりすぎてプロットの陰に隠れてしまったのと、犯人がポッと出で印象残さないまま退場したのが不満ではあるが、それもまたこの時代ならではの味と思って楽しんだ。2019/11/24

内島菫

20
本書の語り手であるアンスティは、ジャーヴィスよりも勝ち気でやんちゃな印象があり、何かをつかみながらもそれが明確になるまでは澄ました顔をしているソーンダイクの背後で、握りこぶしを振り上げて見せたりもする。彼もまた、ジャーヴィスと同じ役割で核心を外す人だが、のちに妻となる女性を救出するシーンでは、ソーンダイクさながらのヒーローのように活躍する。彼女は犯人の唯一の目撃者として再三命を狙われるが、ソーンダイクとアンスティについても命を狙われる場面が描かれ、訳者の解説にもある通り、冒険活劇的な要素も存分に楽しめる。2021/06/08

本木英朗

19
オースティン・フリーマンの作品の中でも一、二を争う傑作の一つ。俺はもちろん今回が初めてだ。ロバート・アンスティがある日の夜、道を歩いていると突然女の声が聞こえる。その方角に進むと男が逃げて行ったのを見た。さらにその近くの家では主人が宝石コレクションの陳列室で殺害されているのが分かり……というような話。この後、ソーンダイク博士が登場することになる。いやー、これも面白いぜ。しかしなあ、やっぱりこれよりはマクロイかなあ。まあどっちもいいんだけど。とにかくすごいんで、みんな買おう。2019/03/05

Kotaro Nagai

10
本日読了。名探偵ソーンダイク博士2冊目。「オシリスの眼」(1911年)から12年後の1923年の作品。「オシリスの眼」も面白かったが、本作はさらに宝探しの要素も加わって危険な冒険もあり楽しめる作品となっている。この時代の推理小説の中でも群を抜く作品では。ソーンダイク博士の事実をデータとして集め、理論的な思考を積み重ねて解決に導く手法は21世紀の現代でも十分通じるもの。それにしても「オシリスの眼」のバークリーといい、今回のアンスティといい渦中のヒロインを好きになるというのはなんとも微笑ましい。2019/03/30

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