出版社内容情報
現代人の人生の指針となるような必読古典50冊を厳選し、あらすじ、読みどころ、名文、現代の視点からみたポイントなどを紹介、手っ取り早く古典のエッセンスを知ることができる読書ガイド。
鎌田 浩毅[カマタ ヒロキ]
著・文・その他
内容説明
歴史のふるいにかけられて残った古典を「読んでおきたい」気持ちはあるが、敷居が高い、読破する時間がない、…というのが多くの読者の現実だ。本書は『理科系の読書術』が好評の京大人気No.1教授著者による、手っ取り早く古典のエッセンスを知るための読書ガイドである。いまこそ読みたい必読古典50冊を厳選し、名文ピックアップ/どんな本?/解説/3行で要約!の項目別にサクサク紹介。読むほどに教養が身につく、忙しい現代人のための古典案内。
目次
第1章 私たちはどう生きるか
第2章 私たちは何者か
第3章 君たちはどう学ぶか
第4章 発想法を転換せよ
第5章 人間関係のキモ
第6章 情熱・ときめき・モチベーション
第7章 リーダーの条件
第8章 読書が変える人生
著者等紹介
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年生まれ。東京大学理学部卒業。通産省を経て97年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学・地球科学。京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じーにあす
28
知人から「この本に紹介されている古典を読みまくりました」と薦められ、読んでみることに。古今東西、50の古典が紹介されている。名文ピックアップ、どんな本か、本の紹介、3行で要約、出典・ブックガイド、という構成。これを読むだけでも古典に少し近づいたかなと思わせられてしまう。分かりやすく解説されているので、古典のハードルを下げてくれます。韓非子の性善説だけでも性悪説だけでもいけない、というのは印象に残った。シェイクスピアも読んでみたい。2:7:1の法則、人間関係にも読書にも取り入れたい。古典、読めるかな?2019/05/22
Kikuyo
22
火山大好きな鎌田先生の古典のブックガイド。わかりやすく解説されてとても良かった。 斎藤孝さんに通じるものがある。理系の方なのに読書家なのですね。2020/01/30
ルル
21
本の紹介はもちろん、著者の考察や見解が一緒に記されています。それだけでも思索が深まる哲学書!2019/03/19
スプリント
13
よくある古典の紹介本ですが、著者の経験を交えながらも簡潔にまとめられておりわかりやすかったです。 時間をとって読んでみたい本がいくつか見つかりました。2018/11/17
isao_key
13
火山学が専門の鎌田先生は優れた書評家でもある。とりわけ古典についての造形は深く、本書でも古典愛を大いに語る。まえがきで古典を読むことの4つのメリットを挙げる。1.未来に対するビジョンが得られる。2.現代を読み解くキーワードが得られる。3.本質をつかむ訓練ができ、どうでも良いことに振り回されなくなる。4.過去の偉人の生きざまを追体験できる。さらに1冊の古典を読むと著者が一生かけて試行錯誤の果てに得た知識と処世術も得られ、人生の選択肢が増えるとベタぼめである。読みにくい古典を親切に解説してくれ大変ありがたい。2018/11/16