出版社内容情報
現代日本の様々な問題は、「武士道」だの「品格」だのでは、解決できないのだ。それはなぜか? 著者がとどりついた納得の結論とは・・・解説 長谷川寿一
内容説明
「日本人は本来~である」というような「日本人論」は本当なのか。たとえば日本人は「集団主義者」と言われているが、実は「個人主義者」なのだ。ところが、日本という国は典型的な集団主義社会であるために、様々な問題が起きている。いじめや、企業による偽装・隠蔽問題を、品格や武士道など「心」の問題として解決はできない。著者がたどりついた意外な結論とは?
目次
第1章 「心がけ」では何も変わらない!
第2章 「日本人らしさ」という幻想
第3章 日本人の正体は「個人主義者」だった!?
第4章 日本人は正直者か?
第5章 なぜ、日本の企業は嘘をつくのか
第6章 信じる者はトクをする?
第7章 なぜ若者たちは空気を読むのか
第8章 「臨界質量」が、いじめを解決する
第9章 信頼社会の作り方
第10章 武士道精神が日本のモラルを破壊する
著者等紹介
山岸俊男[ヤマギシトシオ]
社会心理学者。1948年名古屋市生まれ。一橋大学社会学部、同大学大学院を経て、81年ワシントン大学社会学博士。北海道大学助教授、ワシントン大学助教授、北海道大学大学院文学研究科教授を経て、一橋大学国際経営戦略研究科特任教授。2004年紫綬褒章受勲、2011年北海道大学名誉教授、2013年文化功労者。心と社会の関係について、総合的に研究を進めている。著書に、『信頼の構造』(東京大学出版会、日経・経済図書文化賞受賞)等多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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