ちくま文庫<br> 痕跡本の世界―古本に残された不思議な何か

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ちくま文庫
痕跡本の世界―古本に残された不思議な何か

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480432803
  • NDC分類 024.8
  • Cコード C0100

出版社内容情報

古本には前の持ち主の書き込みや手紙、袋とじなど様々な痕跡が残されている。そこから想像がかきたてられる。新たな古本の愉しみ方。帯文=岡崎武志

内容説明

古本の中には、元の持ち主によるメモ、付箋などが残っていたり、手紙や写真が挟まっているものがある。著者は様々な痕跡からドラマを夢想する。童話集に挟まれたラブレターから二人のその後を、女学生の名前から百合的なドラマを…。そして痕跡本を持ち主に返す旅に著者は出かけ、持ち主に会うことに!「痕跡本」を通して本と人との関係性を考える一冊。

目次

第1章 痕跡本を語る(あこがれのかたち―『クリック―佐藤雅彦超・短編集』;愛情の上書き―『アンガスとねこ』 ほか)
第2章 痕跡本を聴く(不器用な先輩は、ただ無言で本を置く―『演技入門』;田舎者の苦悩―『管理人の飼猫』 ほか)
第3章 痕跡本、様々なかたち(裏返し本のコワさ;本をカスタマイズする人々 ほか)
第4章 痕跡本、それから(「痕跡」は、本が一番面白い;自費出版本について ほか)

著者等紹介

古沢和宏[フルサワカズヒロ]
1979年滋賀県生まれ。「古書五っ葉文庫」店主。名古屋造形大学在学中に『痕跡本』の魅力に目ざめ、卒業後、愛知県犬山市のギャラリー「キワマリ荘」内で古本屋「古書五っ葉文庫」オープン。その後「キワマリ荘」の運営も引き継ぎ今に至る。犬山の城下町を舞台にしたブックフェスティバル「ブックマークイヌヤマ」を主催したほか、日本各地で古本や痕跡本にまつわるイベントを多数開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

184
作者が営む古本屋には個性的な本が集まる。そして妄想。この書き込みの意味は何。なぜここに記しを付けたの。読書家がいつか巡り合う痕跡本。線を引いたり角折ったりするのは好まないけど、栞代わりに色々なものが挟まっている。レシートや付箋、お札や手紙、押花など。個人名入りのサイン本を手にすると少し切なくなった。手作りの牽引、上下巻合本。余白で繰り広げられた討論。本から熱意が伝わってくる。古い本にはよく何時読み終わったか記されていたという。巻末に歴代の読了記録を残す頁があったら楽しそう。読友さんに出会えるかもしれない。2024/01/28

へくとぱすかる

58
古書の価値を下げる書き込み。しかしそこから持っていた人の気持ちや物語が見えてくるのも事実。この一種の「目的外使用」は、何とバラエティに富んでいるのだろう。古書の逆転した楽しみ方だが、買うのなら、やっぱり書き込みのない方がいいから、自分もアンダーラインを引く読書はしない。だから私には松岡正剛さんのまねは到底できない。2015/10/15

hnzwd

49
書き込みや落書きが残された古本「痕跡本」にフォーカスをあて、その書き込みで裏側にあるいろんなドラマを妄想しちゃう、という作者の妄想力溢れる一冊。正直ついていけない部分もあるけど、嫌いじゃない。買った本に書き込みあったらちょっと驚くけどねー。2015/09/05

ミライ

47
痕跡本(古本などに時々ある、本に書き込みやメモが挟まった本のこと)に関して、著者の古沢和宏さんがこれまでに出会った「物語」のある痕跡本を解説した一冊。自分はオークションや古本屋で買った本に書き込みがあった際には「やってしまった感」があるタイプだが、古沢さんはそこに「面白さ」を見出している。さまざまな痕跡本が紹介されている中でも、他人の名前が書いてある古本があり、名前をネット検索したら出てきて、その人に実際に会いに行くというドラマチックな展開もあり、非常に面白かった。2020/06/03

けいた@読書中はお静かに

37
古本に残った書き込み、メモ、手紙、傍線などから前の所有者に思いを馳せる本。妄想が飛躍しすぎだろ!と思う点もあるけど、面白い。実際に古本などではよく遭遇するけど、実用書の傍線やメモ書きは前の所有者の考えが色濃く反映されてて感慨深い。またミステリー作品に挟まれてる登場人物一覧も便利。悪質な痕跡本にまだ出会ったことがないな。2016/06/19

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