出版社内容情報
松本清張のミステリを倉本聰が時代劇に!? あの作家の知られざる逸品から時代に埋もれた名品まで厳選の18作。北村・宮部の解説対談付き。
内容説明
日本屈指の本の目利き二人が、古今東西から読まずにはいられない傑作短篇を持ち寄ったアンソロジー。静かに胸をうつ話から、身の毛もよだつ話まで、厳選した18の名短篇。北村・宮部の解説対談収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
98
北村薫さんと宮部みゆきさんが編纂した短編集の5冊目です。十数年ぶりの再読ですがやはりえりすぐられた短編集で楽しめました。幸田文の「動物のぞき」という作品は動物の哀しみがにじみ出ている感じです。山本周五郎の「その木戸を通って」は映画化された作品もみているので内容は覚えていました。ジャック・ロンドンやクレイグ・ライス、ヘンリィ・スレッサーの作品もあります。また小池真理子さんの「百足」は2ページですが印象に残ります。2025/08/20
おか
44
図書館の返却棚で偶然見つけて借りたが 当たった!!幸田文の「類人猿」は良い導入篇となり 江國香織「デューク」は犬好きの人は絶対に読んで欲しい一篇です。山本周五郎、田中小実昌、尾崎士郎等も良かった。ジャック・ロンドン、クレイグ・ライスも良い味だしてます。中島敦は知らない作家さんですが面白かったです。最後の方に松本清張の「張込み」とそれをベースにした倉本聰の「武州糸くり唄」というシナリオは倉本聰の凄さを思い知った。最後の宮部さんと北村さんの解説対談も興味深いものでした^_^2017/03/22
KEI
43
読友さんのレビューに惹かれて。北村薫さんと宮部みゆきさんが編集したアンソロジー。今まで読む事が無かった作家さんだったり、その作家さんの中では異色とも思われる作品を読む事が出来て満足の一冊。最後のお二人の対談でより理解が深まった感がある。江國香織「デューク」既読だったが山本周五郎「その木戸を通って」小川真理子「百足」松本清張「張り込み」などなど、上手い!と思った作品が盛りだくさんでした。2018/09/11
こばまり
40
お目当てのEテイラー『蠅取紙』に満足。江國香織の『デューク』は目に見えない空気のようなものを巧みに捉えていて泣きそうに。Jロンドンの『焚き火』で己の冬山フォビアを再確認。選者宮部氏の「シナリオを読むのがすごく苦手」の一言に親近感。いずれも読み応えあり。2025/04/01
KAZOO
38
北村さんと宮部さんの選んだ短編集の5冊目と6冊目が出版されました。いつも最後の対談を楽しみにしています。今回は2冊で続きの対談になっています。読んだものもありますが、またこのようにまとめてくれると感じが違うものになります。山本周五郎のは何回読んでもいいですね。2014/07/22