出版社内容情報
広告の作り方から回文や俳句まで、「ことば」を操り、瑞々しい世界を見せるコピーライター土屋耕一のエッセンスが凝縮された一冊。
内容説明
名コピーを次々と生み出した日本のコピーライターの草分け的存在である土屋耕一が、その卓越したセンスと発想をもとに、「ことば」を巧みに操りながら紡いだ名コラム集。魅力的な広告の作り方から、ユーモア溢れることば遊び、回文や俳句まで、日常にある「ことば」を用いて、今なお瑞々しい世界を見せてくれる土屋耕一のエッセンスが凝縮された一冊。
目次
1(広告あそび;どぜう・鬼姫・大蛤 ほか)
2(軽い機敏な仔猫何匹いるか;魅力男のへのこ遠くより見 ほか)
3(1から12まで、12カ月。;広告のなかの女 ほか)
4(昔と今と;表四だよ ほか)
著者等紹介
土屋耕一[ツチヤコウイチ]
1930年東京生まれ。資生堂宣伝部を経て、1960年に日本初の広告制作会社として設立されたライトパブリシティに入社。イラストレーター、デザイナーの和田誠などと組み、コピーライターとして活躍、多くの企業広告を手掛ける。1976年には独立し、「土屋耕一の仕事場」をスタートさせた。2009年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sawa
5
★★★★☆ 和田誠のイラストと松家仁之の解説に惹かれて読んだ。粋で格好いい大人な文章。40年前の文章なのに古い感じがあまりない。2014/04/20
ネムル
4
言葉遊びが粋だった頃の雑文集、泡坂妻夫にも通ずるおかしさがある。「酢豚作りモリモリ食ったブス」という有名(?)な回文が、土屋耕一によるオリジナルだったと初めて知った。2014/03/22
ほにょこ
3
★★えらそうなことを書いている割になんか古臭い内容だなーと思ったら、40年近くも前のものではないですか。そうと知っていたら読まなかったな。 ところで、私も回文を作ってみました。「悪い人相のガンマンが農村にいるわ」w2014/02/24
カエル子
1
“安全無事。この四文字は、ビジネスマンにとって、しばしば麻薬のように魅力的です”からの、“~ブレーンストーミングという、またの名を「脱線ごっこ」ともいう不思議な儀式”のあたりが面白かったな……、50年前に書かれた社長さんへの手紙①より。コピーライターに、なんかよくわからないけどなっちゃって、そんな展開なのに良い仕事をしまくっちゃって、後世に名を残した広告マンによるいろんな話。ビキニデハダカ型なんか、今もあちこちの会社で自然発生していて地団駄踏んでる若い人とかいるんだろうなー笑。2019/03/19
ひぐっち
1
古いけど,それも含めておおしろい。普遍的なところがある。2017/06/07