ちくま文庫<br> 仏教のこころ

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ちくま文庫
仏教のこころ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480431301
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0115

出版社内容情報

人々が仏教に求めているものとは何か、仏教はそれにどう答えてくれるのか。著者の考えをまとめた文章に、河合隼雄、玄侑宗久との対談を加えた一冊。

内容説明

かつてインドに「仏教」はなく、「ブッダの教え」「ブッダの考え」があった。はたして「ブッダの教え」とはいったいなんだろうか。「仏教」とは違うのだろうか。人々が仏教に求めているものとは何なのか、仏教はそれにどう答えてくれるのか、著者の考える仏教のすがたをまとめた文章に、河合隼雄氏、玄侑宗久氏との対談を加えた一冊。

目次

第1部 仏教のこころ(仏教ブームとはいうけれど;睡眠薬より仏教史;仏教を求めるこころ;ブッダは論理的に語った;ブッダが答えなかったこと;乾いた論理と湿った情感;人びとは仏教に何を求めるか;いのちを救うことができるのか;あまりにも定説化したブッダ論;悲泣するこころの回復;いま仏教のこころを求めて)
第2部 仏教をめぐる対話(河合隼雄さんとの対話;玄侑宗久さんとの対話)
第3部 わがこころの仏教(仏教の受け皿;親鸞の夢告げ;蓮如への旅;寛容と共生をめざして)

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。編集者、作詞者、ルポライターなどを経て、’66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、’67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、’76年「青春の門 筑豊編」他で吉川英治文学賞を受賞。’81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年にはそれまでの執筆活動に対して菊池寛賞を、英語版『TARIKI』が2002年度ブック・オブ・ザ・イヤースピリチュアル部門を、’04年には仏教伝道文化賞を、’09年にはNHK放送文化賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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chantal(シャンタール)

94
五木さんの仏教に関する本は小難しいことは抜きにして、五木さんの仏教に対する思いが語られておりとても好感が持てる。日本人は無宗教だとか、節操が無いだとか、欧米からは軽んじられているようだが、多くの家庭に仏壇や神棚があり、それは正に小さな礼拝堂だと言うのはうなづける。実は生活の中に宗教的なものが沢山習慣として溶け込んでおり、日本人こそ宗教と共に生きていると言っても過言では無い。万物に神や仏が宿ると言う考え方、宗教的な共生を受け入れてきた寛容さ。日本人の仏教的な生き方は実はとても平和なんだと改めて思った。2020/01/10

saga

27
もしかしたら著者初読みかも知れない。題名だけ妙に記憶している「ゴキブリの歌」も未読のはずだ。読者を仏教に勧誘するというようなものではなく、著者が考える仏教を平たい言葉で説明してくれた本。ブッダが死後の世界を黙して語らなかったということを知らなかったし、親鸞や蓮如のことも本書で知ることが多かった。「浄土は地獄によって照り返されて輝くのである。」との言葉に得心。本書を読むと、日本人の宗教観が世界を救うことができそうだと思えてくる。2014/02/22

Shoji

25
仏教の意義、さらに宗教の意義について問いかける一冊。なぜ仏教が存在するのか、なぜ宗教が必要なのか、五木寛之氏なりの考えが紹介されています。もちろん、数学のように明確な答えがあるわけではなく、読者側の裁量に委ねられます。私にとっても、考えさせられる一冊でした。2025/01/13

kentake

2
仏教の教義そのものではなく、我々にとって仏教とは何なのかについて作者の考え方が書かれた本。日本人は昔から仏教の周辺で生活してきたが、その意味について考えることは少なかった。仏教の意味について改めて考える必要性を感じた。世界中が紛争で揉めている中、キリスト教やイスラム教のような一神教ではく、シンクレティズムやアニミズムとも親和性が高い日本の仏教が、21世紀の世界の希望の糸口になるのではないかという考え方には納得させられる。2014/07/23

あべちゃん

0
五木さんの仏教観を綴ったもの。頷ける部分も多々あったけれど、「シンクレティズム」の部分には首を傾げざるをえませんでした。他の宗派ならいざしらず、浄土真宗は阿弥陀仏一仏だけが礼拝の対象です。他の仏・神をけなすことは絶対にしてはいけませんが、信仰の対象は絶対に一仏です。阿弥陀仏だけを礼拝することにより、他者の信仰に対して排他的になってしまうことを恐れての言及だとは思いますが、いただけない部分でもありました。残念。2014/01/10

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