出版社内容情報
脇役女優として生きてきた著者が、歯に衣着せぬ、それでいて人情味あふれる感性で綴ったエッセイ集。一つの魅力的な老後の生き方。
内容説明
東京・浅草で生まれ育ち、脇役女優として生きてきた著者が、日々のちょっとした出来事のなかで感じたこと、人との交わりの中で考えさせられたこと、思ったことなどを、歯に衣着せぬ、それでいて人情味あふれる感性で綴ったロングセラーのエッセイ集。時代を超え、今なお共感を呼ぶひとつの魅力的な老後の生き方と考え方が示されている。
目次
年賀状・心のふれあい
おまけで生きた七十年
気どりのない暮らし
「運」の足音
世界中が「得」する願望
女の暮らし・私の場合
おカツさんのこと
人生と星勘定―お相撲を見て
「お元気ですか?」
孤独・つまずく老人たち〔ほか〕
著者等紹介
沢村貞子[サワムラサダコ]
1908‐1996。東京・浅草生まれ。府立第一高女卒、日本女子大学中退。在学中に新築地劇団に入団、治安維持法違反で獄中生活を送る。その後日活に入社し、1934年映画界にデビュー、小津安二郎監督作品などで名脇役として活躍する。一方で日々の暮らしを綴るエッセイも数多く発表、77年「私の浅草」で日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件