ちくま文庫<br> いい子は家で

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ちくま文庫
いい子は家で

  • 青木 淳悟【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 筑摩書房(2013/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480430366
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

母、兄、父、家事、間取り、はては玄関の鍵の仕組みまで、徹底的に「家」を描いた驚異の「新・家族小説」。一篇を増補して待望の文庫化。

内容説明

定年退職間近の父、会社をやめて実家に戻ってきた兄、家族の眼を気にしながら女友だちのもとに通う弟、そして母。一家の日常には不可思議な出来事が見え隠れするが(『いい子は家で』)。家族、家事、間取り、はては玄関の鍵の仕組みまで、徹底的に「家」を描く(『ふるさと以外のことは知らない』)。三島賞作家による驚異の「新・家族小説」。一篇を増補し、待望の文庫化。

著者等紹介

青木淳悟[アオキジュンゴ]
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学在学中の2003年、「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞。2005年、第一作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を、2012年には『私のいない高校』で三島由紀夫賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なゆ

54
『私のいない高校』は掴みどころのない不思議な小説だった。これはどうだろう?と恐る恐る読んでみたら、意外に読みやすかった。〝家族〟というものを、その中でも母親を主に観察したかのような話。専業主婦の母親があれやこれやと事細かに世話したがるのを、仕事もせず実家暮らしの次男の視点で見ている。表題作も「ふるさと以外の…」も、このような家庭にありがちな日々のやりとりがある意味奇妙に描かれる。ある年代以上の偏屈なお父さんがリアルな「市街地の家」が不気味で面白い。奥さん外泊時に留守番できないオジサン、意外といるのよね。2017/10/09

ハチアカデミー

14
祝! 文庫化。人間の頭の中というものがいかに気持ちの悪いものなのかを、これでもかというほどに、でも冷静に淡々と描く表題作は、あくまで語り手の想念の世界である。細かなところに気を使い、家族を監視するかの様な母の姿は、語り手がそう見てしまっていることの告白である。突如挟まれるタルホの様にシュールな描写もまた、語り手の想像の産物。いらぬことを考えてしまう矮小な男の物語である。一方で、視点が定まらず、どこから語りが構築されているのかがわからない「ふるさと以外のことは知らない」こそ、氏の真骨頂であろう。2013/04/30

たま

13
家族を決して理想化させないリアリティーある描写のはずなのにとても怖かったです。血が繋がっていようとも、家族は自分とは違う“他人”なのだと思いました。滑稽なのだけど底の知れない不気味さがあって読んでいる間ずっと不穏な気持ちになりました。面白かった!2015/09/03

アマニョッキ

9
事件はなにも起こらないのに、なぜか薄気味悪い。 乾ききらない部屋干しのタオルみたいな小説。 こういう本にふれると、文学とは本当に奥深いなと思います。 嫌いじゃないけど、読み返すかな?2014/08/03

ずぅ

8
たまに「なんだこのほんは?」っていう、最後まで読めない本に出会うと思いますが、これがそれでした。 きっといつかまた再読する事でしょう、、、。 2022/03/06

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