ちくま文庫
いつも食べたい!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480430298
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

うまいもの、とは何か。食について考えだすと止まらない著者が、食とその背景にある文化について縦横無尽につづった文庫オリジナルエッセイ集。

内容説明

塩の味、あのコロッケ、骨まで愛すべし、蕎麦のお噂、シュリーマンと日本の家庭、もうひとつのサトウの面影、私の長寿食、庭焼き豚、鯉に恋する、茄子の美味…食と食べ物について考えだすと止まらない著者が、食とその背景の文化を縦横無尽につづった文庫オリジナル・エッセイ集。

目次

味噌蔵(甘食の出自;寿司の不思議 ほか)
骨まで愛すべし(骨まで愛すべし;蕎麦のお噂 ほか)
私の食養生(イカ狂の弁;私の食養生 ほか)
忘れ得ぬ味(庭焼き豚;今川焼 ほか)

著者等紹介

林望[ハヤシノゾム]
1949年生まれ。作家・国文学者。慶應義塾大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』で講談社エッセイ賞を受賞。エッセイ、小説の他、歌曲等の詩作、能楽、自動車評論等、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シュラフ

26
「食いしん坊で、ある程度小太りくらいの感じで歳を重ねていった人は、むしろ健全であって、その自然に逆らって食欲を抑制することに過度の努力をすると、それは生きて行く気力をも減衰させていくのだろう」。食いしん坊を自負する著者はこう言うが、あまり食わないほうがいい。腹の出ている男はみっともない。体重を気にしつつ、美味しいものを適度に食べたい。グルメ本ではないのが好印象。美味しい塩を、冷めかけたご飯に少量ふりかけての味わいなどが書かれているが、こういう味わいが楽しめるというのも空腹ゆえである。食うために運動しよう。2018/05/19

さくちゃん

9
文章が美しくて品のある食べ物エッセイ。生まれたときから食いしん坊という著者の食に対する思い入れや懐かしい食風景などを感じることができてしみじみと面白かったです。2017/06/20

みろ

7
特別高価な食材ではない、普段の料理についての話題が多いエッセイ。林先生のすごいところは、自分で手の込んだ料理をこなしてしまうところ。肝油や魚肉ソーセージなどの懐かしい昭和な食材の話もうれしいところ。2013/03/03

relaxopenenjoy

5
下戸で、絶対「味」感を持ってて、料理の腕もある、学者先生の食エッセイ。 イギリスはおいしい、を登録済み。メモ スコン、クロッテッド・クリーム、 クリスピー・アロマティック・ダック、 独活(うど)。2024/02/18

niz001

5
デジャヴを感じてたら再読やった。かね庄のお茶漬け鰻は買いに行こう。2019/07/10

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