ちくま文庫
国定忠治の時代―読み書きと剣術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480430144
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0121

出版社内容情報

忠治が生きた幕末という大きな歴史の転換点を、民衆の読み書き能力や知的ネットワークといった社会史的視点から読み解いた意欲作。

内容説明

上州の博徒・国定忠治が生きた時代は、社会の大きな転換期でもあった。養蚕業の発展によりもたらされた富の蓄積が、文人結社・手習塾などの興隆や、女性たちの自立を促し、やがては世の中を動かす原動力ともなっていったのである。本書はそうした時代の庶民の息遣いを、豊富な古文書と丹念なフィールドワークをもとに描き出した意欲作といえる。

目次

1 国定忠治の周辺(桐生周辺の無宿・博奕打;忠治の武器感覚;忠治の読み書き能力―無宿忠次郎と師僧貞然 ほか)
2 民衆の読み書き(筆子・筆子中とは;民衆の読み書きと村落文化;落文・火札・張札 ほか)
3 もうひとつの近世社会(上州の女たち;子育て絵馬と間引き絵馬;商家の年中行事 ほか)

著者等紹介

高橋敏[タカハシサトシ]
1940年静岡県生まれ、東京教育大学文学部卒、同大学院文学研究科修士課程修了。文学博士。国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちはじめ

1
近世史。地方庶民のリテラシー(読み書き能力)にスポットを当てているので興味を持ったのだけど、あまりしっくりこなかった。たとえば、権力者と下層庶民の階級闘争的図式で語られるなどあたり。2013/02/07

武隈

0
高橋先生の初期の著作のようです。飾ることなく国定忠治に迫っている点に興味を持ちました。2013/12/15

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