ちくま文庫
野口体操 マッサージから始める

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480429926
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0177

出版社内容情報

「野口体操」は戦後、野口三千三が創始した身体の技法で、ゆらゆらと体の力を抜く独創的なもの。マッサージを元にした入門書 対談=坂本龍一

内容説明

教育界、芸術界にも影響を与える現代日本の重要な身体技法「野口体操」の入門書。この本はマッサージの方法を初めとして、「寝にょろ」「おへそのまたたき」等、野口体操の特創的な方法を交えてその思想を紹介。固定観念にとらわれない身心の柔らかさ。アニマル浜口をマッサージして「夢見心地」と言わせたエピソードも。各章巻末に「野口三千三語録」を収録。対談・坂本龍一×羽鳥操。

目次

消費される健康
揺れる巨体アニマル浜口さんをマッサージして
野口体操の誕生
野口体操マッサージの実践―大学の授業風景から
健康とは?「からだとこころ」の捉え方
突発性難聴を救った野口体操
「姿勢」、ヒトとして「立つ」こと
「鞭とハンマー」、その他の動き
一人でできるマッサージ
呼吸法、「間を空け・間を待つ」
究極のマッサージ 逆立ちの世界
語りかける「からだ」と「ことば」
癒やし空間への疑問

著者等紹介

羽鳥操[ハトリミサオ]
1949年東京生まれ。野口体操の創始者・野口三千三(のぐち・みちぞう1914~1998年)の後継者。国立音楽大学器楽科ピアノ科卒。「野口体操の会」主宰、「野口三千三授業記録の会」代表。朝日カルチャーセンター新宿、明治大学、立教大学等で教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nizimasu

4
東京芸大の先生だった野口三千三先生が、身体感覚を取り戻す手法と下編み出した体操というか所作というか、その範囲は広い。いわゆる身体論をいかにカラダの中で覚え込ませるかというようなことを実践していく。とにかく一つ一つが気持ちよく体を動かすことに主眼がおかれていて、カラダを「ゆるめる」ということが現代の社会でこわばったからだと心を解きほぐしていくような本だ。なんとも気づきの多い本。2012/10/17

tekesuta

0
健康消費社会とは言いえて妙。癒しに注目が集まるのは悪いことじゃないと思うんだが、著者の言うように、経済戦争戦時下におけるアヘンのようなものになってしまうという危惧はその通りだな、と思う。からだという自然を無視して疲れたら麻薬のように癒しを消費するあり方に警鐘を鳴らしている。 2013/10/19

パンダ侍

0
実践的な体操の仕方はもちろんのこと漢字の話が興味深かったです2018/06/13

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