ちくま文庫
テレビは何を伝えてきたか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480429575
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0165

出版社内容情報

テレビを巡る環境は一変した。草創期から番組作りに携わった「生き字引」の三人が、秘話をまじえて歴史を辿り、新時代へ向けて提言する。

内容説明

1953年に開始されたテレビ放送はデジタルに完全移行し、ネットの普及とともに新時代に突入した。生放送時代の試行錯誤、技術革新による演出の変化、時代を映し出すスターやタレントの変遷、制作プロダクションの参入―草創期から番組作りに携わってきた「テレビの生き字引」ともいうべき三人が、ゲストも交えてテレビの歴史を振り返り、基幹メディアであり続けるための課題について提言する。

目次

第1章 テレビ放送がはじまった
第2章 バラエティーとモラル
第3章 視聴者をどう捉えるか
第4章 制作現場のあるべき姿とは
第5章 制作現場に夢を取り戻すために
第6章 テレビ史を彩った女優たち
第7章 心に残る男優・タレント
第8章 わたしの修業時代
第9章 大震災とメディア
第10章 スポーツ、子ども番組
第11章 テレビに望むもの―山田太一氏を迎えて
第12章 デジタル時代のテレビ―北川信氏を迎えて

著者等紹介

植村鞆音[ウエムラトモネ]
1938年、愛媛県生まれ。64年、東京12チャンネル入社。主に編成を経て、99年、テレビ東京制作代表取締役社長

大山勝美[オオヤマカツミ]
1932年、鹿児島県生まれ。57年、ラジオ東京(現TBS)入社。ドラマの演出・制作を手掛け、92年、KAZUMOを設立。「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」などを手がける

澤田隆治[サワダタカハル]
1933年、大阪府生まれ。55年、朝日放送入社。主にコメディー番組の企画・制作に携わり、75年、東阪企画設立。「新婚さんいらっしゃい!」「ズームイン!!朝!」などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Taq Asaq

0
 テレビ草創期の話は面白かったわ。1953年に放送を開始したテレビは、なぜその当時の映像が残ってないかというと、全部生放送だったからですよ。いいですか、ドラマも生だったんですよ。すごいよね。2013/03/10

さとう

0
アウトソーシングとクリエイトのはなし2013/02/13

unpyou

0
テレビ草創期の立役者たちによる対談集。流れ者や無頼派の集ってきた青春時代のテレビ業界話や、小林信彦「テレビの黄金時代」にも登場した井原高忠などの伝説的テレビマンたちの話は実に面白い。一転して現代のテレビ業界の問題点となると実に精彩を欠く。3ヶ月先まで制作費を支払わぬことでプロダクション経営を圧迫するキー局の姿勢、官僚化する局社員たちを嘆いてはいても、地上波TV局が全てのメディアのイニシアチブを取るべきという前提は(掲載誌の都合はあろうが)崩さない議論なためかどうも説教臭く見えてしまうのだ。8章までがお薦め2012/12/10

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