出版社内容情報
フランス・ルネサンス文学の記念碑的大作、爆発的な哄笑が轟く不思議な文学世界の魅力を伝える待望の新訳、完結。奇想あふれる版画120点を収録。
内容説明
フランス・ルネサンス文学を代表する作家ラブレーの記念碑的傑作―爆発的な哄笑と荘厳とが交錯する不思議な文学世界の魅力を伝える新訳、完結。「聖なる酒びん」のご託宣を求めて大航海へと船出したパンタグリュエル一行は、難儀な教皇鳥や司教鳥の飛び交う“鐘の鳴る島”、刀剣の類が実る大木の茂る“金物島”などの異様な島々を巡り、ついには神託所に到達してお告げを解き明かす。奇想あふれる版画「パンタグリュエルの滑稽な夢」全120点を収録。
著者等紹介
ラブレー,フランソワ[ラブレー,フランソワ][Rabelais,Francis]
1483?‐1553。フランスの作家・医師。モンテーニュとともに16世紀フランスを代表する文学者。トゥーレーヌ地方シノンに、弁護士の末子として生まれる。フランチェスコ会修道院に修道士として起居し、哲学・神学を学ぶかたわらギリシャ語を独習。1528年ごろパリに上る。30年秋、モンプリエ大学医学部に登録。32年にリヨン市立病院に勤務、医師・古典学者として第一歩を踏み出す
宮下志朗[ミヤシタシロウ]
1947年生まれ。東京大学名誉教授、放送大学教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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