出版社内容情報
東北の塩釜で日本一のマグロを握り続ける「すし哲」の努力と喜びを描いた好著に、震災から復興への苦闘を記録した新たな一章を増補。
内容説明
安くておいしい寿司をどうすれば握れるか?伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補。
目次
第1章 ヤミ市の寿司店
第2章 芭蕉ゆかりの社
第3章 ホンマグロへの情熱
第4章 失われた青春
第5章 旬の妙味
第6章 握る手に心あり
第7章 ささやかな夢
第8章 運命の三月十一日
著者等紹介
上野敏彦[ウエノトシヒコ]
1955年神奈川県生まれ。記録作家、ジャーナリスト。横浜国立大学経済学部卒業後、79年より共同通信記者、社会部次長を経て現在編集委員兼論説委員。民俗学者宮本常一の影響を受けて各地を歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
す○○
1
20年以上前「すし哲」に行った(後にも先にも一人ですし屋に行ったのはこれ一回だけ)。社会人3~4年目で味など分かる分際ではなかったが有田焼の上の芸術は若輩者の目にも大変味わい深く強い印象が残っている。今でも人気を維持し続ける苦労は並大抵でないが店主の謙虚な人柄と地元に対する思いがそれを可能としたのであろう。震災の被害は甚大であろうが、この思いがあれば必ずや復興は可能であろうと思う。今度久し振りに宮城で仕事をする機会を得た。社会人デビューをさせてもらったこの土地に恩返しができればと思う。2012/01/17
こやじ
0
寿司を食べに、日本各地から塩釜まで旅をする。そこまでして、客を引き付ける寿司が、「すし哲」では食べられるそうな。私も行ってみたい・・・。2013/08/15
chibi
0
【うらすじ】安くておいしい寿司をどうすれば握れるか?伊達藩の時代から続く長い歴史をもつ港町・塩釜で、すし屋を営む白幡さん一家の姿を描いた単行本刊行から12年。大震災・津波によって大きな打撃を受けながらも復興へ向けて動き出した塩釜の人々と共に歩む白幡さん一家。震災とその後の復興へ向けての活動を追加取材し増補。
go
0
来週、5年ぶりに伺う予定?2018/08/04