ちくま文庫<br> 冠・婚・葬・祭

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ちくま文庫
冠・婚・葬・祭

  • 中島 京子【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480427717
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

成人式、結婚、葬式、お盆。日本人なら誰もが経験する儀式だが、思いがけないことが起きるのも、こういうとき。新人記者が成人式の取材に行く「冠」、引退したお見合いおばさんの縁結びの顛末を描く「婚」、社命で参列のお供をしたおばあちゃんの人生がほの見える「葬」、姉妹が両親を失った田舎の家に集まる「祭」。さまざまな人生や人間模様が、鮮やかに描かれる連作小説。新・直木賞作家の代表作、待望の文庫化。

著者等紹介

中島京子[ナカジマキョウコ]
1964年東京都生まれ。出版社勤務、アメリカ留学、フリーライターを経て、2003年、田山花袋『蒲団』を下敷きにした小説『FUTON』でデビュー。高い評価を受け、野間文芸新人賞候補になる。以後、『イトウの恋』『均ちゃんの失踪』『冠・婚・葬・祭』で吉川英治文学新人賞の候補となるなど、活躍。2010年『小さいおうち』で第143回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

442
タイトル通り、冠・婚・葬・祭といった人生の重大なイニシエーションを題材に描く。互いに独立した4つの短篇を集積し一つの集合体として提示した独特の小説集。いずれにも共通するのは、こうした短篇の生命ともいうべき結びの一文のうまさだ。しかも、それぞれの世界を見事に形作る練達した小説作法の上手さを示して見せる。これらは重大なイニシエーションであり、その意味では非日常であるはずものなのだが、小説世界はそれを日常の次元に包含して語るのである。しかも、巻末の「最後のお盆」にはさりげなく異世界を忍ばせる心憎い演出も。2021/07/27

yoshida

206
冠婚葬祭にまつわる4作の連作短編集。安定した作品が揃っています。特にお見合いにまつわる「この方と、この方」、お葬式にまつわる「葬式ドライブ」が印象に残りました。「この方と、この方」でお見合いを纏めてきたマサ江さん。最後と思い引き受けたお見合い相談。四苦八苦しながらお話しを進める。現代の未婚率と、結婚がゴールと考える風潮を風刺。マサ江さん夫婦の関係が素敵だ。「葬式ドライブ」では財を成した方の葬儀に、高齢の婦人を連れていく。その理由。遺産に纏わるいざこざ。そして婦人の葬儀。儚さを感じるラスト。読後感暖かです。2017/03/04

mariya926

97
直木賞の「小さいお家」がなかなか良かったのでこの本も手に取ってみました。とても薄い本なので読みやすいです。恥ずかしながら冠婚葬祭の結婚と葬式は知っていましたが、冠と祭については考えたこともありませんでした。冠が成人式で、祭はお盆なんですね。4つの短編からできていますが、出てきた人が次の話にも出てきたりして、そういうのが好きなので楽しかったです。成人式、結婚式、葬式、お盆。どれも面白かったですが、結婚式のお見合いがなるほど!と思うことが多く楽しかったです。お見合いのおばあちゃんがお葬式じゃなくてよかったです2017/10/15

巨峰

81
冠は成人になる証であり、祭は先祖を祭ることと再認識できた。人が生まれてから、それから死んだ後の区切りとなる4つの時点でのそれぞれを描いた短編小説集。4作とも良かったけど、一番初めの冠にあたる小説が一番好きだな。2019/02/19

いたろう

77
冠婚葬祭=成人式・結婚式・葬式・お盆を題材にした4編の短編集。成人式の記事が元で、新聞社をやめざるを得なくなった男の話「空に、ディアボロを高く」、お見合いおばさん(今や、おばあさん)の話「この方と、この方」、グループホームの老女をあるお葬式に連れて行った男の話「葬式ドライブ」、両親亡き実家に、久しぶりに集まってお盆を迎える姉妹の話「最後のお盆」の4編。それぞれの話で、登場人物が、少しずつ繋がっている。お盆という時節柄か、コメディタッチでありながら、ちょっと不思議な雰囲気も漂う、「最後のお盆」が特に面白い。2021/01/28

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