ちくま文庫<br> 国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!

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ちくま文庫
国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480427250
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0125

内容説明

こんな話題で一杯だったら、地理の授業がもっと楽しかったのに。ハローキティ金貨が使えるクック諸島ニウエ、100年以上も働かずに生活しているナウル人、海上の人工島を占拠して独立宣言してしまったシーランド公国、マニア向けの切手を乱発して財政を支えるピトケアンなどなど、ざっと52カ国。常識や先入観を脱ぎ捨てて眺めれば、世界は意外といい加減にできている。

目次

第1章 小さくても立派にやってる極小国家ベストテン(バチカン市国―潜在的“国民”は一〇億人以上!?世界最小の大国家;モナコ公国―殿様商売と思いきや、意外に時代をつかんだ商売上手 ほか)
第2章 国の中で独立するもうひとつの国(アトス山(聖山修道院自治州)―東ローマ帝国の勅令が生きる女人禁制の山
コソボ共和国―民族の聖地への、強すぎる思いが生んだテロの応酬 ほか)
第3章 ワケあって勝手に独立宣言をした国々(沿ドニエストル共和国―レーニンの銅像がそびえる、今も「ソ連」な国;アブハジア共和国・南オセチア共和国―ソ連の亡霊に悩まされるカフカスの小国 ほか)
第4章 常識だけでは判断できない珍妙な国・地域(ピトケアン島―絶海の落人島は書類一つに五三〇〇km;スバールバル諸島―日本人でも自由に暮らせる不思議な外国 ほか)
第5章 かつてはあったこんな奇妙な国・地域(ビアフラ共和国―大国のエゴが生んだ二〇〇万人の犠牲者;東パキスタン―宗教だけで作られた、世界最遠飛び地国家の破綻 ほか)

著者等紹介

吉田一郎[ヨシダイチロウ]
1963年11月3日、東京都赤羽生まれ、埼玉県大宮育ち。法政大学社会学部卒、早稲田大学院修士(国際関係学専攻)。香港中文大学に留学。週刊『香港ポスト』記者、月刊『香港通信』編集長、日刊『香港ビジネスポスト』編集長を経て、日本に帰国後、2007年にさいたま市議に当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

53
良書。様々な国(と国に準ずる地域や集団)の起源・歴史・現状を4P位で解説。ちゃんとストーリーとして読ませる所が凄い。現実直視なのにうるさい主義主張が無く、適度にウエットな絶妙の語り口。「へえ〜」の連続だった。12世紀にローマ法王から承認された騎士団が、領土もない現在も多くの国と外交関係を結んでいる不思議(マルタ騎士団)。ギリシャ正教の自治領にして聖地の「アトス山」は女人禁制を堅持する。有名所のバチカン、モナコ、クリミア、パナマ等も。著者はさいたま市在住で、浦和の植民地支配から地元大宮の独立を画策中との事!2018/10/06

Willie the Wildcat

44
領域、国民、そして主権。国際法の解釈を超えた様々な”国”。民族、宗教、戦争などの織り成す歴史。悲哀の背景の中、「タンザニア」が印象的。時代の先駆け!大小、目の前の課題を当初の心意気で是非克服して欲しい。一方、”飛び地”。時間軸に区切られた印象。ここまでせざるを得ない根深さに心が痛い・・・。蛇足だが、法定通貨の裏側が”キティちゃん”?!国際人?だなぁ~(笑)2014/05/10

ntahima

44
日本や韓国では未だに自国を単一民族国家だと思い込んでいる人々がいる。ちょうどオリンピック期間中でもあるし、国家と言うものを考えてみようと手に取る。一見雑学本のような体裁だが、なかなかどうして面白い。特に第一章「小さくても立派にやっている極小国家ベストテン」は宗教的超大国の某市国を除けば、非常に牧歌的であり、思わず♪次は 何処に 住もうかな 裏の神様の言う通り♪と口ずさみたくなる。但、後半に入り帝国主義から冷戦・ソビエト崩壊へと続く激動の中に翻弄されて来た小国の歴史を読むと暗澹たる気持ちに成らざるを得ない。2012/07/29

WATA

43
世界の変わった国々について、その歴史と現在の様子をまとめた本。「バチカン市国」や「リヒテンシュタイン公国」といった有名な国の話はサラッと読むことができたが、タックスヘイブンを続けるためにイギリス植民地のままでいようとする「バミューダ諸島」や、人工の海上要塞を勝手に占拠して独立を宣言した「シーランド公国」の話を読んでいると、国とはいったい何なのか、国境はどうやって決めるべきなのか、なんだかだんだん分からなくなってきた。2014/03/06

TSUBASA

35
小都市程度の大きさしかない国、紆余曲折の末消滅した国、権利と自治を手に入れるため独立を勝ち取った国など、世界には大国以外にも数多の国が存在する。そんなマニアックな国を紹介する本。国の名前くらいは聞いたことがあっても実際どんなものが名産でどんな歴史があってどんな政治をしているかなんて知らない国ばかりだったので興味深かった。資源や特産品の乏しい国が収入を得る手段として切手を発行するのが有効とは知らなかった。あとがきで筆者がさいたま市議として「大宮市はさいたま市から独立すべし!」と息巻いているのが面白かった。2020/04/13

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