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ちくま文庫
「マグロ争奪戦」の舞台裏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480426413
  • NDC分類 664.63
  • Cコード C0162

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

09年秋、マグロ業界に大きな影響を与える国際交渉が始まり、日本の食卓が変わる。日本人に欠かせないマグロは、そもそもどのようなプロセスで届けられているのだろうか。川上の「生産者」と、彼らの獲ったものを扱う「荷受」「市場」「加工業者」「中卸」「大手量販店」、それに「一船買い」の大商社など、複雑なビジネスの仕組みを整理し、「マグロ騒動」の意外な真実を解き明かす。

目次

第1章 マグロの街、串木野の嘆き
第2章 マグロ流通革命
第3章 日日戦争
第4章 中国・台湾でサシミを食べるのか
第5章 巻き網戦争
第6章 マグロの未来学

著者等紹介

軍司貞則[グンジサダノリ]
1948年生れ。ウィーン大学で学ぶかたわら、ヨーロッパ全域を取材する。帰国後、ノンフィクション作家として、政治・経済から食糧・教育問題まで、幅広いジャンルの作品を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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うたまる

1
「マグロおよびマグロの世界は、人々から理解されていない。だから好き勝手ができる」……資源枯渇が叫ばれるマグロ問題についてのルポ。生産者から商社、販売店まで広範に取材し、それぞれのレイヤーで発生しているやりたい放題の問題点を網羅した労作と言える。中でも一番の収穫は、マグロの数量データのいかがわしさ。基データは日本の猟師が提供しているため、彼らが漁をしない海域は”マグロがいない”ということになるらしい。西洋の科学者のポンコツぶりには呆れるばかり。一つ難を挙げるとすれば、課題だらけで視点が散ってしまうことかな。2019/12/05

Mitsuaki Saito

0
マグロ資源が枯渇寸前などと言われてますが、それには多分に販売者の思惑が入っているとのこと。また、安いマグロもありますよね。それは台湾のなどの巻き網船団によるものらしい。消費者的には、安いものが高く売られると困るので、しっかり評価が付けられてほしいですね(こうした目利きは希少だそう)。2012/05/16

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