出版社内容情報
内容は後日登録
内容説明
“こころ医者”とは何か?病気を治して問題を解決しようとするのが“精神科医”、話を聞き本人の心を成長させて問題を解決しようとするのが“こころ医者”。うつ病、アルコール依存、神経症などの病気は人格という精神の全体、心に関した問題だからこそ、心を成長させて社会に順応していきたいもの。“こころ医者”にはどうしたらなれるのだろうか。
目次
“こころ医者”とはなにか
忍耐力があれば誰でもなれる
嘘を読もう
まず自分を読もう
正常とはなんだろう
正常より成長だ
横並びの位置―“こころ医者”の立つところ
病名にこだわらない
歴史の目を持つ―三代の変化
歴史の目で読む―こころの進化と病気
常識を考える―常識は進化する
治ったとはなんだろう―人生を物差しに考える
なぜ「こころ医者」なのか
著者等紹介
なだいなだ[ナダイナダ]
1929年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろばーちゃん
4
話を聞いて本人の「こころ」を成長させようとするのが《こころ医者》。精神科医である著者は、専門であるアルコール依存症の治療をしていくうちにこう名乗るようになった。 学生の頃、なださんの本に救われ、読み漁った。私自身の思考は随分彼の影響を受けていると思う。今でも、世の中の難しい問題を考える時、なださんならどう言うかな…と思ってしまう。 この本は、アルコール依存症のことなど、他の本で言っていることとたぶる部分もあるが、わかりやすい言葉で現代に生きる人に大切なことを言っている。常識とは?正常とは?異常とは?…2016/06/12
ayaka
3
大学に入ってからずっと「れとると」を読みたいと思っているのですが,やっぱりなかなか巡り会えません。とは言えなだいなださんの本はどれか一冊でも読んでおいて損はないだろうしと手に取りました。人の話を聞くって実際にとても大変ですよね。つい口挟んじゃう。特に私はそういう自覚あります^^;心理学とか医学とか堅苦しい話ではなく読みやすかったです。2014/06/18
Kunio Hanaoka
0
久しぶりになだいなだを読む。しばし忘れていた「なだ節」を思い出した。2015/07/14
yoshi
0
相手の心の内を、相手の立場を理解しながら寄り添い耳を傾けること。これにつきるんだね。2012/09/21
Mayu
0
お医者さんじゃなくてもひとりひとりが人を助けられる。医師を志すことをあきらめたあとにこう気づいてから救われた。2012/01/12
-
- 和書
- ときめきありますか