ちくま文庫<br> 荷風さんの戦後

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ちくま文庫
荷風さんの戦後

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480425942
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

高度成長直前の1959(昭和34)年まで戦後を生き抜き、時代には背を向けながらも自身の生活を徹底して記録し続けた文豪永井荷風。「孤立」をものともせず反逆的な生き方を貫いた荷風の晩年を愛情あふれる筆致で描いた傑作評伝。

目次

序 八月十四日のすき焼
第1章 生きる甲斐なきときに―昭和二十年
第2章 断然気に入った街・市川―昭和二十一年
第3章 何事にも馬耳東風なり―昭和二十二年
第4章 まずは浅草の雑踏の中へ―昭和二十三年
第5章 ロック座のストリッパーたちと―昭和二十四~二十六年
第6章 もはや“女”に未練はなし―昭和二十七~三十年
第7章 「ぽっくりと死にますぜ」―昭和三十一~三十四年

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。53年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て現在、作家。『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞受賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞受賞)、『昭和史』(毎日出版文化賞特別賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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へくとぱすかる

60
高校生の時に『濹東綺譚』を読んだだけだが、半藤さんが、さかんに永井荷風を持ち上げているので購入。評伝2冊のうち「戦後」を先にしたのは正解だったかも。日記「断腸亭日常」は、まさに生き方そのもの。戦時中にわざわざ日記を西暦で書くことに改めたように、天邪鬼な反骨精神をつらぬき、亡くなる前日まで日記を書き続けた。本の中の言葉をかりれば、あっぱれな「かわいいお爺さん」だったということか。荷風作品を読みたくなってしまった。2019/04/27

キムチ

46
時間が出来て、テレビで永井荷風の実像を観たことから興味を持った。4畳半作家の名のもとに貧しいとおもったのは間違いで経済的にリッチなおじさん。だが、作家として世に問うには紆余曲折があり、多々の援助を受けたようだ~漱石など。昭和作家にはこういった風情を好んでした人が多かった感があり、貴族趣味のまま「自分の思うように道楽や女色三昧、遊蕩三昧に日々」を過ごした。半藤先生が語る事実は淡々と周辺を語っている。

ステビア

22
風狂老人2023/12/23

moonanddai

8
いやはや当時から有名だったのでしょうけど、「狷介」な人だったのですね。ラジオと三味線を「極度に」嫌い、飼い猫のひげを切るような「復讐(?)」をするような…W。この表紙の小さなボストンバッグは、もしかすると3千万円の預金通帳が入っている(そして一時紛失した)バッグなのでしょうか。「日乗」もフィクションとは言えませんが、自らを主人公とする一つの長編小説のようなものとしてみれば、十分魅力的な主人公です。2020/08/26

ymazda1

6
『荷風さんの昭和』と合せて読了・・・晩年は、船橋市川界隈に居てたのか・・・てっきり都内のよさげなところに住んでたんだと思ってた・・・たびたびけっこうな額の印税の話が出てくるから、経済的には十分に余裕があった感じだけど・・・近所の行きつけで好物を食べて、京成に乗って浅草に行って、帰って日記を書いて・・・そんな感じで、淡々と日々の日課を繰り返す毎日で、いろいろ変人扱いされた晩年も、本人としては、生きたいように生きたってだけなんかもなあ・・・日記読み解き的な『昭和』は、あんまし印象に残ってない。。。

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