内容説明
フランス人のマダムが昼ごはんに作るにんじんのサラダ、サンフランシスコで出会ったブロッコリーのあつあつパスタ、山菜尽くしの秋田の朝食。はっとした「おいしい」記憶は、いつしかわが家の得意のメニューに。季節ごとの新鮮な材料を使って、無理なく、けれどもその人なりの何かにこだわって仕上げられる料理は、いちばんのごちそうです。たくさんのイラストとともに綴られる堀井さんちのふだんのメニューとエッセイ。
目次
塩/塩できまる
砂糖/いろいろな砂糖の表情
オリーヴ油/あつあつの秘密はオリーヴ油
太白ごま油/煮物の味、家庭の味
ヴィネガー/にんじんサラダのオードヴル
マスタード/粒マスタード
アンチョビー/イタリアとプロヴァンスのメニュー
缶詰/缶詰を使ったメニュー
山菜とみそ/秋田の味
アイスクリーム/デザートにアイスクリーム〔ほか〕
著者等紹介
堀井和子[ホリイカズコ]
1954年、東京生まれ。上智大学フランス語学科卒業。中学生の頃からの料理好きが高じて、料理スタイリストになる。1984年から3年間、夫の仕事でニューヨーク郊外に暮らす。好きなものにまっすぐ向かっていく姿勢、自由ですがすがしいエッセイや本作りは多くの読者から支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
21
ゆったりした気持ちにさせてくれる写真のない料理本というのに興味をもって読んでみた。写真がないかわりに挿絵が多く使われているが、料理の絵というわけでもない。実用性を追っていないのでゆったりした気持ちにさせてくれるのだろうと思う。でも、料理をするときには、実用性だけでなく、そんなゆったりした気持ちがとても助けになる。2018/01/30
ミス レイン
5
堀井さんの本は料理意欲が低下している時によく効く。シンプルな材料とレシピ、そしておいしい。昔は写真のないレシピ本なんてと思っていたけれど、この本は貼り絵なのが逆にいい。にんじん、ジャガイモをシャトーに切って、という記述があり、円筒か円錐?と思って調べてみたら面取りしてフットボール型にするそうだ。シャトーブリアンの付け合わせ用によく用いられる切り方だからとか。なるほど。昭和のグラッセの形かな。目玉焼きの黄身はソースという章で、ラタトゥイユが紹介されていた。バスクのピぺラドみたいな味になりそうな予感がする。2018/01/08
なつの
1
シンプルだからこそ美味しいんだろう。どのページの料理も鮮やかだ。(絵だが)料理の選択(家庭にあるものでできそうな料理)も、区分も見易くいい料理本だなと思う。下手に写真などベタベタ貼ってなくとも、ポイントさえ押さえてあれば十分なのだろう。2015/06/14
ねむい
0
シンプルだからこそ美味しいんだろう。どのページの料理も鮮やかだ。(絵だが)料理の選択(家庭にあるものでできそうな料理)も、区分も見易くいい料理本だなと思う。下手に写真などベタベタ貼ってなくとも、ポイントさえ押さえてあれば十分なのだろう。2013/03/07
E
0
コラージュが最高。加減や地の絵柄・色の扱いがポイントなんだろうな。外国の方が書かれるようなハンドライティングも味があってうらやましいな。2009/09/30
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- 和書
- 定本静岡県の街道