内容説明
みうらじゅんが夢中になったもの全46。マイブームとなった「とんまつり」や「ゆるキャラ」等、面白く可愛いものもあれば、「恐山」「キリストの墓」「海女」など謎のものも。でも、好きにならずにはいられない。他にも「顔出し看板」「銅像遊び」や、『蟹工船』『イワンのばか』等の書名から中身を想像して絵に描く等、誰しもやってみたいこと満載。
目次
1 旅(オレとお城と八十助さんと;海女がオレを呼んでいる! ほか)
2 はやりもの(田舎っぺ世にあふれる;マダムに捧げる ほか)
3 ゆるキャラ(安全坊やを追いかけて;安全坊やを追いかけて第2弾―滋賀県で大量捕獲?! ほか)
4 大人の道楽(ミネさん、コンニチハ!;真っ赤な体のロブスターさんは~ ほか)
著者等紹介
みうらじゅん[ミウラジュン]
1958年京都生まれ。武蔵野美術大学在学中に「ガロ」でデビュー。漫画家、イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンなど幅広く活躍中。「マイブーム」が1997年度流行語大賞に入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミナコ@灯れ松明の火
27
          
            好きなものが多ければ多いほど、きっと毎日は楽しい。他人から見たら「なぜそんなものを」と首を傾げられようが、それが何だ。対象が何であれ、「ぜったい好きになってやる!」という気合で物事を見た方が楽しいからいいじゃないか。興味のシャッターをすぐに閉じて、新しい世界を見ずにいるなんてもったいない。マイ師匠であるみうらじゅん氏はやはりしあわせ探しの名人だった。2012/02/28
          
        ツバメマン★こち亀読破中
21
          
            言わずと知れた「ゆるキャラ」、突拍子もないトンマな祭「とんまつり」、ムカムカする絵馬「ムカ絵馬」、「顔出し看板」、「銅像」、「ループ・タイ」などなど…これらのマイ・ブームはあちらから飛び込んできたモノではなく、こちらから「ぜったい好きになってやる!」と自分に言い聞かせて好きになったモノだそうです。このようにして好きなモノに囲まれている著者は幸せだと思う。そして同じネタで何度も楽しませてもらう自分も幸せですネ!2021/01/09
          
        つちのこ
20
          
            著者とは同世代で、昔からのファン。世間では見向きもされない物に対して独特な感性で語る、その好奇心旺盛なひたむきさに共感している。変な看板、飛び出し坊や、銅像、顔出し看板などの路上観察系や伊豆の踊子、海女さん、怪獣などのグッズ系、そして奇祭やお城、仏像などあらゆるものに手を出している。ゆるキャラやマイブーム、とんまつり、カスハガの名付け親でもある。本業の文筆やイラストの仕事以外にもこれだけのものにたゆまぬ蒐集欲と観察眼をもった著者のバイタリティーに驚くほかない。時間を使うのが旨い人なんだろうと思う。 2021/09/25
          
        ジョニーウォーカー
14
          
            『ゴリオ爺さん』『チボー家の人々』『イワンのばか』などの文学作品も、この人の手にかかれば「かったるそうな名作」としてマイブームにされてしまうのだからかなわない(しかも読んでねぇしww)。みうらじゅん氏がこれまでに出会った46の趣味を、その魅力をまじえながらふり返る一冊。「好きなことがあっちからやって来るのを待っているんじゃなく、自分があまり興味のないものや、決して好きではないものを、まず無理やり好きになってみる」このスタンスこそが、彼の人生をすごく面白いものにしているんだろうなぁきっと。2010/06/25
          
        おはる
6
          
            好きだろうが嫌いだろうが、とりあえず何でもかんでも“ぜったい好きになってやる!”という物事に対する姿勢。これこそがみうらじゅん式悟りへ至るための修行であり、またナイスミドルへ至るための秘訣なのだろう。何かにつけ好き嫌いの多い私は見習うべきだなと思った。あとこれは余談だが、ところどころ「プーッ」と吹き出す危険箇所があるため電車の中で読むときなどはくれぐれもご注意を。2011/01/15
          
        


 
               
               
              


