内容説明
たかが風邪と侮るなかれ!若き日々は「林の慢性風邪」といわれ、無理をしたら慢性気管支喘息になり、その発作で肋骨を骨折。そのためにうけた損失はどれだけあることか。生来の体質から風邪に弱かった著者がつらい経験から編み出した徹底的風邪予防法。いわく「不義理のすすめ」「林流鼻洗道」「暖房の極意、冷房の達人」…風邪予防は万病予防に通ず。積極的に健康で愉しい生活を送るためのリンボウ先生「風邪」講義。
目次
1 私の「風邪」遍歴
2 風邪の予防
3 もしひいてしまったら
4 風邪と社会的責任
5 気力と風邪
風邪は哲学か…?―あとがきにかえて
著者等紹介
林望[ハヤシノゾム]
1949年東京生まれ。作家・書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。専攻は日本書誌学・国文学。英国ケンブリッジ大学客員教授、東京芸術大学助教授を歴任。『イギリスはおいしい』で日本エッセイストクラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞を受賞。著述の他、声楽コンサート、詩作、料理などでも「自分らしさ」を表現している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
3
自分が病弱であるとわかっているからこそ、他の人から風邪をもらわないように注意する。それをしたからと言って必ず問題が発生するわけでは無いとしても、エイスクが高まるようなことを積極的に行う必要はない。周囲からは奇異の目で見られる危険もあるが、体調を崩すと大きなマイナスになる以上それはある程度は受け入れるしか無い。2018/02/06
huyukawa
2
風邪をひかないように注意していたのに最近風邪をひいてしまったので手にとってみました。風邪をひくことだけで本が1冊書けるという驚きがありまっす。つきぬけてしまえば、なんでも面白いということの典型かもしれません。私ももっとまじめに風邪にとりくんでみるべきかと反省しました。2016/03/05
廣瀬隆夫
0
私のまわりにもインフルエンザで休む人が増えてきました。風邪をよくひく林望さんが、自身の体験をもとに書き下ろした本です。風邪の予防や、ひいてしまったときの対処方法が出ています。私は、鼻からくるケースが多いので、林望さんおすすめの鼻洗浄というものを実践しています。風邪は、万病のもと、みなさんも気をつけてください。2016/02/20
Naomi Araki
0
自分も風邪をひくと喉の症状が何週間も残ったりして、回復が遅いほうなので、電車の中などで他人の「ゲホっ」を聞くと、ひどく恨めしい気持ちになるタチだが、林望を読んで、世間の風邪にたいして、だいぶおおらかに考えられるようになった気がする。そういう逆説的な本でもある。もちろん、本気の風邪予防方法もたくさん書いてあるけど。。2013/01/03
うち
0
とにかく風邪に悩まされる事が多く、手に取った本。鼻うがいやろうっと! 2012/09/17