出版社内容情報
ちくま日本文学016 稲垣足穂
宇宙の果てからやってきた、妖しくも切ない物語たち
目次
一千一秒物語
鶏泥棒
チョコレット
星を売る店
放熱器
フェヴァリット
死の館にて
横寺日記
雪ヶ谷日記
山ン本五郎左衛門只今退散仕る
空の美と芸術に就いて
われらの神仙主義
似而非物語
タッチとダッシュ
異物と滑翔
【解説: 佐々木マキ 】
著者等紹介
稲垣足穂[イナガキタルホ]
1900‐1977。大阪・船場の生まれ。幼いころ兵庫県の明石に転じ、神戸界隈で育つ。少年時代はヒコーキに熱中。関西学院卒業後、上京。はじめ飛行家、ついで画家をめざした。文学に転じたのち佐藤春夫の知己を得て「チョコレット」「星を造る人」を発表。イナガキ・タルホの名前で「一千一秒物語」を出す。放浪生活のかたわら、文壇とは遠いところで独特の作風による小説を書きつづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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