ちくま文庫<br> 北欧の旅―カレル・チャペック旅行記コレクション

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ちくま文庫
北欧の旅―カレル・チャペック旅行記コレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480424983
  • NDC分類 989.55
  • Cコード C0198

内容説明

故郷をこよなく愛するとともに、世界の多様な風景・風俗を愛したチャベックは多くの旅行記を遺している。その優しくユーモラスな筆致は、深い悲しみと叡智を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は1936年、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーを巡った記録。船と鉄道と車で、原始の面影を残す森やフィヨルドをたどり、壮大な自然と素朴な人間の暮しを感動いっぱいに描く。イラスト多数。

目次

1 デンマーク(デンマーク;コペンハーゲン)
2 エーレスンドの対岸(エーレスンドの対岸;ストックホルムとスウェーデン人 ほか)
3 ノルウェー(オスロ;ベルゲン鉄道路線 ほか)
4 ふたたびスウェーデンで(北のツンドラ;スウェーデンの深い原始の森 ほか)

著者等紹介

チャペック,カレル[チャペック,カレル][Capek,Karel]
1890~1938。ジャーナリスト、エッセイスト、小説家、劇作家。ヨーロッパの小国チェコに生まれ、ナチスに対抗し、全体主義と闘った。その文筆活動は非常に多彩で、新語“ロボット”を世に広めたSF劇「R.U.R」、エッセイ『園芸家十二カ月』『ダーシェンカ』、童話『長い長いお医者さんの話』が特に有名

飯島周[イイジマイタル]
1930年長野県生まれ。跡見学園女子大学名誉教授。言語学専攻。97年木村彰一賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

106
チャペックの1936年の北欧の旅行記。チャペックの練達の筆により、近代化されていない北欧の自然と人々がくっきりと浮かび上がります。優しさとユーモアを感じる彼の文章は読んでいて、心地よく感じました。鋭い人間観察も冴えており、自分たちの宗教を押し付けようとするアメリカ人の宗教者に対する皮肉に、クスリとしました。チャペックによる愛らしい挿画を見るのも楽しかったです。圧巻はフィヨルドの描写でした。ありとあらゆる語彙を使ってフィヨルドの美を描こうとする姿勢に、自然を愛したこの作家の良いところが凝縮されていました。2014/10/31

ふう

75
ずっと北欧に憧れていて、昨年やっと訪れることができました。この本はそれより77年も前に旅した作者の記録ですが、同じことを感じたのだなと懐かしく思い出しながら読みました。自分と他者を肯定し信頼する人々の生き方、質素で堅実な家や街並み、そして太古からの姿を残す壮大な森やフィヨルド。北欧の深い魅力が、愛情にあふれた言葉で綴られています。作者の思いを道連れに、もう一度行きたいと思いました。『北緯70度40分11秒…われわれは悪しき時代に生きており、われわれの心は気苦労に締め付けられている。それでも世界は大きい。』2014/11/27

きりこ

58
デンマーク~スウェーデン~ノルウェイと北に向かう旅の記録。エッセイもスケッチも見るもの全てをもらさず描きとっているかのようです。ワタスゲ・シモツケソウなどの植物や松や唐檜・柏槙などの森の樹木、花崗岩の岩盤、そして家屋を港町を実に細かくスケッチに写しとっています。のどかな緑の牧草地からしだいに険しいフィヨルドや荒々しい岩の風景が続きやがて堆石の砦と雪崩の間、氷河と峰の列を縫い最果ての神の領域を目差す巡礼の旅。妖精のフィヨルドでは鏡面のような水路は、非現実の海を漂っているような気分になるらしい。続く→ 2014/06/19

chanvesa

22
かみさんと結婚する前に「ホルテンさんのはじめての冒険」という映画を観に行って、誘ったかみさんは面白くなかったと言い、私はノルウェーの北欧的なやぼったさがチャーミングだったことと、最後のジャンプの場面にホルテンさんが勇気をもらって宿のおかみさんに会いに行く場面に感動して、その事を説明していたら涙が出てきてしまったことを思い出した。だいぶ話は違うが、厳しい自然に由来するかのような北欧的なやぼったさの原点が描かれているのかなと思った。アメリカ人団体への皮肉も、妙に納得。2015/06/21

くみ

16
初めてのカレルチャペック、に驚く!!この個性的すぎる語り口!他の何者でもない、唯一無二。これが「カレルチャペック」か。旅行記って内容にも個性かでますね。チャペックは自然と人間に興味があったようで、その描写が詳しい。生き生きしていて、行ったことのない北欧の土地か、鮮明に浮かんでくるほどです。逆に食事のことはほとんどない。お酒が売ってなくてやきもきしてるけど笑ユーモア溢れる中に第二次世界大戦前の不安定な心情や状況も垣間見えました。2020/11/19

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