内容説明
呆けてしまった母の姿に、分からないからこその呆然とした実存そのものの不安と恐怖を感じ、癌になった愛猫フネの、生き物の宿命である死をそのまま受け入れている目にひるみ、その静寂さの前に恥じる。生きるって何だろう。北軽井沢の春に、腹の底から踊り狂うように嬉しくなり、土に暮らす友と語りあう。いつ死んでもいい、でも今日でなくていい。
目次
これはペテンか?
ありがたい
今日でなくてもいい
虹を見ながら死ね
声は腹から出せ
フツーに死ぬ
そういう事か
それは、それはね
そうならいいけど
納屋、納屋
フツーじゃない
じゃ、どうする
何も知らなかった
山のデパートホソカワ
出来ます
他人のウサギ
謎の人物「ハヤシさん」
金で買う
あとがきにかえて
著者等紹介
佐野洋子[サノヨウコ]
1938年北京に生れる。武蔵野美術大学デザイン科卒業後ベルリン造形大学でリトグラフを学ぶ。絵本、童話、エッセイの分野で活躍。『100万回生きたねこ』、『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)など、ユニークで独特の魅力溢れる著書が多い。2003年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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