内容説明
通訳から作家へと転身を遂げつつも、類い希なる言葉の遣い手として人々を魅了し続けた米原万里さんの最初で最後の対談集。毒舌家でありながら、人間に限りない興味を抱きつづけた人柄が、多彩な対話からあふれ出す。対談相手は小森陽一、林真理子、児玉清、西木正明、神津十月、養老孟司、多田富雄、辻元清美、星野博美、田丸公美子、糸井重里の各氏。併せて「素顔の万里さん」(黒岩幸子)を収録。
目次
1(歴史のなかで言葉を育てる―vs.小森陽一;通訳ともの書きの大いなる違い―vs.林真理子;本の数だけ違った人生がある―vs.児玉清;人間のやってることはやっぱり面白い―vs.西木正明;在プラハ・ソビエト学校が私の原点です―vs.神津十月)
2(論理の耳に羅列の目―vs.養老孟司;脳はウソをつくようにできている―vs.多田富雄;成熟社会のための処方箋―vs.辻元清美;人脈だけ旅行鞄に入れて―vs.星野博美)
3(通訳、それは痛快な仕事―vs.田丸公美子;許せる通訳?許せないワタシ?;許せる通訳?許せないワタシ?(ウェブ版)
イタリアの男と日本の男、ここが違う!?)
4(言葉の戦争と平和―vs.糸井重里)
著者等紹介
米原万里[ヨネハラマリ]
ロシア語会議通訳、作家(1950‐2006)。59~64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(読売文学賞)『魔女の1ダース』(講談社エッセイ賞)『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(大宅壮一ノンフィクション賞)『オリガ・モリソヴナの反語法』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
おさむ
井月 奎(いづき けい)
i-miya
i-miya