ちくま文庫<br> 生き地獄天国―雨宮処凛自伝

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ちくま文庫
生き地獄天国―雨宮処凛自伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480423979
  • NDC分類 916
  • Cコード C0136

内容説明

現在、フリーター等プレカリアート(不安定層)問題について運動、執筆し、注目される著者の自伝。息苦しい世の中で死なないために。激しいイジメ体験→ビジュアル系バンド追っかけ→自殺未遂→新右翼団体加入→愛国パンクバンド結成→北朝鮮、イラクへ→右翼をやめるまで。文庫化にあたり、その後現在に至るまでを加筆。

目次

イジメ
追っかけ
ファック隊
治療
KATAN DOLL
無言電話
胃洗浄
弟子入り
世界を呪え
サブカル街道まっしぐら〔ほか〕

著者等紹介

雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年北海道生まれ。96年右翼団体に入会。98年愛国パンクバンド「維新赤誠塾」結成、ボーカルをつとめる。99年ドキュメンタリー映画「新しい神様」に主演(監督・土屋豊)。2000年『生き地獄天国―雨宮処凛自伝』(太田出版)でデビュー。現在はプレカリアート(不安定層)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みゃーこ

17
きっついい。生き地獄…。彼女のシンポジウムで向い合せでご飯を食べたことがあるけれども…非常に人見知りの虚勢を張っているという印象を受けたが、このような過去と「女の子嫌い」ということを鑑みると「もっともだ」という気がする。全身から発している負のオーラを生きるために転じようとするエネルギーは優しさにも似た痛々しさを感じさせる。神経質で壊れそうな魂の結晶は見る者をその世界観に引き付ける。2012/12/27

yori

5
★★★★☆ 自分の知らない世界の事が書かれていたので興味深く読んでいた。が、途中からもう勘弁してくれ!という気になってくる。追っかけ、右翼、北朝鮮などなど、自分の居場所はここだ、と思いこんだらその活動にのめり込む。しかし、少し経つと、やっぱりこんなことがしたいのではない、と別の活動へ。自分の気持ちを発散させたいだけで信念が無い感じ。。フリーター問題にも取り組んでいるが、その活動もやっぱり違った、などと止めてしまうのではないかと思ってしまう。2011/05/25

風美

4
読後は、道端で恐ろしい量の荷物を抱えながら必死に歩いている人を見かけたような気持ちになりました。 荷物の中身を少し覗かせてもらえる本です。それにしても生き辛そうでこちらまで辛くなる。2020/02/04

しば

4
緩慢な自殺。あらゆる思考感情を揺さぶってきた。血の滴る書物、生きている書物。2014/11/02

晴れ女のMoeco

3
イジメられた学生時代、そのあと追っかけから、右の活動、北朝鮮にまで足を踏み入れたりなかなかエキサイティングな自叙伝。 でも根本は自分の居場所を探してるんだなって感じ。うーん。2016/07/03

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