内容説明
誰かを好きになって、恋をして、一緒に暮らす。そこには、たくさん喜びや悲しみ、想いの襞が重なりあっている。夫と娘と初詣に行く日常を得るまでの、恋愛と仕事に戦う日々を描く表題作「家内安全」のほか、「ゆっくり進む船が行く」「鉄紺」「ぬるぬる」、平間至の写真から生まれた「ショートストーリーズ」など、いずれも、恋をする心と体を、まっすぐに見つめた小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あび
13
夏石さんの描く、セックス描写の自然さ美しさみたいなものが好きです。話の流れのなかで何の違和感もなく綴られていて、いやらしさもなく、どちらかといえば切なさみたいなものが漂っていて素敵です。夏石さんの本はすべて読みたいなと改めて感じました。2018/10/04
あつひめ
5
セックスの上手い下手なんてない・・・感じる感じないは愛情の深さや大きさには関係ないような気がするけど・・・、気持ちがいいセックスは、お互いが心の鎧をぬいで心が向き合っている時に感じるものじゃないかなぁ・・・って思いました。ショートストーリーズの「うふふ」が印象的。夏石さんの作品を他にも読んでみたい。2009/10/09
Ruto
2
名前は知っていたが、初めて読む作家。いろいろと長短あるが、いくつか印象的な作品があった。2020/03/24
Miki Shimizu
2
図書館で借りた。短いのやら、超短いのやら。恋、不倫、仕事、友達、いろいろ。色っぽい話が多いかな。2016/08/24
サラ.K
2
短篇だったせいかしら。彼女の持つよさが十分には現れていない。もっと読みたいなーと思っていると終わる。この中では「ゆっくり進む船が行く」がお気に入りかな。2011/02/14