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ちくま文庫
石川淳短篇小説選―石川淳コレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 437p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480423016
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

和漢洋にわたる深い知見と尖鋭な批評意識に裏打ちされた作品世界によって、日本の現代小説を切り拓いた文人の著作を三冊に編む選集。本巻は短篇ベストセレクション。

著者等紹介

石川淳[イシカワジュン]
1899(明治32)年、東京浅草に生まれる。東京外国語学校フランス語科卒業。ジッドやモリエールを翻訳刊行。1935(昭和10)年、処女作「佳人」を発表。’37年、「普賢」により芥川賞を受賞。戦後も「焼跡のイエス」「処女懐胎」「至福千年」「狂風記」等、めざましい活動を展開した。全文業は『石川淳全集』(全19巻 筑摩書房)に集成。’87年12月没

菅野昭正[カンノアキマサ]
1930年生まれ。フランス文学者、文芸評論家。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

55
学校の課題で読んだ。印象的な作品集だ。戦後に発表された作品が多い。中には発禁処分となったものもあるようだ。戦後直後の貧困の中でも、ひとは男と女であった。胸苦しくなるような艶っぽさがある反面、男性の視点からの女性像だと感じるところもある。全体的に、私の趣味に添う感触の作品が多かった。2016/08/17

relaxopenenjoy

6
収録作品: マルスの女 黄金伝説 無尽燈 焼跡のイエス かよい小町 雪のイヴ 影ふたつ 灰色のマント まぼろし車 裸婦変相 喜寿童女 金鶏 ゆう女始末 鸚鵡石 鏡の中。 無頼派として知られる石川淳。ちなみに冒険家の石川直樹さんはお孫さんである。昭13-42頃までの作品。特に戦中戦後の作品は人間臭い。個人的には、紫苑物語と似た雰囲気の金鶏が好きだった。2021/03/06

メルキド出版

4
「マルスの歌」2019/12/18

うさこ

1
いつから現代語になったのだろう。石川さんは確か現代かなは嫌だったかと。久しぶりに読んだ、石川作品。石川さんが元気な頃が懐かしい。2013/05/30

247

0
戦後の雑踏を題材にした短編群が特にいい。焼き跡のイエス、かよい小町は特に好きな話だ。石川淳のリズムも嫌いではない。全体を通して、この整然と描かれている中でのわかりきれてない感じ。自分の知見をもっと増やしたいと思った、いろんな意味で。2014/10/13

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