内容説明
故郷をこよなく愛するとともに、世界各地の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その巧妙でユーモラスな筆致は、深い人間愛と洞察を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は故郷チェコスロヴァキアの国内見聞記。子どもの頃から親しみ、童話の舞台にもなった風景や人々の暮らしを丁寧にあたたかく描くなかに、鋭い社会批評が挟まれる名エッセイ。イラスト多数。
目次
1 チェコ国内絵図(わが故郷;イラーセクの地 ほか)
2 プラハめぐり(1)古いプラハ(プラハの起伏;古いプラハのために ほか)
3 プラハめぐり(2)成長するプラハ(プラハっ子の驚き;大きなプラハ ほか)
4 プラハめぐり(3)そこで暮らす人びと(聖十字架の丘;ラファンダ地区 ほか)
5 スロヴァキア絵図(土地の顔;オラヴァ ほか)
著者等紹介
チャペック,カレル[チャペック,カレル][Capek,Karel]
1890~1938。ジャーナリスト、エッセイスト、小説家、劇作家。ヨーロッパの小国チェコに生まれ、ナチスに対抗し、全体主義と闘った。その文筆活動は非常に多彩で、新語“ロボット”を世に広めたSF劇「R.U.R」、エッセイ『園芸家十二カ月』『ダーシェンカ』、童話『長い長いお医者さんの話』が特に有名
飯島周[イイジマイタル]
1930年長野県生まれ。跡見学園女子大学名誉教授。言語学専攻。97年木村彰一賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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