内容説明
間取りファン必携!あの話題の本が著者自身による増補新編集で登場。人は誰でも家に住む、煩悩の数だけ間取りがある。日本に実在する不可解な間取り図を新たなコメントで紹介。「地デジ非対応」「目的はそんなに多くない」「振ったら鳴りそう」「適度な自由」etc。他コラム10本、対談4本を収録。間取り図とコラムを増補した。間取り満載。
目次
間取り001‐間取り010
コラム1 新朋解国語辞典126ページより間取り011
間取り012‐間取り025
コラム2 陽の当たらない部屋間取り026
間取り027‐間取り032
コラム3 夏の出来事間取り033
間取り034‐間取り037
ポエム 名もない空間間取り038
間取り039‐間取り045
コラム4 間取りと七人の小人間取り046〔ほか〕
著者等紹介
佐藤和歌子[サトウワカコ]
1980年、川崎市生まれ。間取り収集家、マッド・マドリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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美登利
95
世の中には間取り図を読むのが好きな人がこんなにもいるのね!と感想数を見て思いました!もちろん私もその1人。物心ついた社宅に住んでた頃から、その後父が買った一軒家は建売だったので、自分の意見は反映されず、結婚してから建てた家はその過程の複雑さにかなり疲れ、結局有りきたりな形の家になってしまいました。だけどここまで気を衒った間取りが現実にあるなんて!丸いとかと尖ってる、実際はすごく使いにくいと思いますが、あれもこれも無駄無駄?と考えてたら人生ちっとも楽しくないですね〜、とても夢が広がり楽しい本でした。2017/03/26
Kazuko Ohta
50
『真実は間取り図の中に』を読んだあと勢いづいて。全部で180頁足らず、そのほとんどが1頁につき1件の間取り図だから、30分もあれば一応「読了」はできます。しかし、間取り図の奥深さよ。何度でも繰り返し眺めたくなる。どの間取り図にもタイトルが付けられていて、最初の3件でふきました。ぐるり。つるり。ずるり。よくもこんなに楽しいタイトルを思いつく。「平成の人身御供」の記事は、ホントにあった話かと思ってしまいました。でも、六畳一間にそんなにワサワサと人は入って行けんやろ(笑)。妄想を掻き立てられる、愛おしい本です。2018/11/08
ばう
45
★★★面白い。本当に面白いです。何故にこんな間取りの家を作った?という間取り図のオンパレード。各間取り図の下の一言がその間取りをドンピシャ表していてクスッと笑えます。どれも一筋縄ではいかない間取りばかりですがルーフバルコニー100帖の家とかワンルームだけど玄関から部屋まで異様に長い廊下がある家とか想像すると面白すぎてたまりません。間取り図好きな方は是非♡2017/04/28
あたびー
41
他の本とだいぶ被っていたが、こういうのの草分けはこの本なのだろう。やはり現地へ出向いて確認まではしてくれないものなのね。誰か変な間取りの確認までして本出してくれないかしら。2023/08/01
がらは℃
34
やっぱり間取りは面白い!眺めているだけで、いろいろや邪推をしてしまったりするから不思議だなあ。ベランダ50帖とかって、凄いよなあ。2010/11/13