• ポイントキャンペーン

ちくま文庫
昭和の東京、平成の東京

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480421333
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

戦後の復興、高度経済成長など…東京は次々と変化してきた。“近代化”と引きかえに、私たちが失ったものとは?下町に生まれ育ち、町の変遷を見つめてきた著者が、失われた町、もの、人への思いを綴った極私的東京史。東京に対する思い入れ、こだわり、悲しみ、やせ我慢、怒り、楽しみ、笑いが詰まった一冊。

目次

昭和の東京(銀座と私;東京中心主義;下町断片;“強い父親”のいる家庭 ほか)
平成の東京(東京で暮すということ;昭和モダニズム“幻の町”を手さぐる;東京がアメリカだったころ;東京十二景 ほか)

著者等紹介

小林信彦[コバヤシノブヒコ]
1932年生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

42
下町出身の著者が語る敗戦から平成までの東京。次々と変化し、古き良き東京は破壊されていきます。失われたことを語る姿からは、東京への思い入れを見ることができました。令和になり、著者はまた新たな東京を見ることになるのでしょうね。そして何を思うのでしょう。2022/07/11

お萩

6
下町やそこで育った人々、文化への深い愛着が感じられる。この時代が「高度経済成長期」と呼ばれることを理解するたびにすごいという言葉しか出てこない。何だこのパワー。文章から滲み出る筆者の「人間の濃さ」みたいなのもグイグイ来る。昭和パワー凄い。2016/07/12

unterwelt

0
著者の東京へのこだわりと諦めが分かる1冊。それにしても映画『流れる』のショットから作品の場所を特定しようとする評論は、今のオタクがアニメの画面と作品の舞台となった街を重ね合わせるような試みと同じに見えて興味深かった。2016/08/19

tecchan

0
下町生まれの著者が、戦前から平成にかけての移りゆく東京に対する思い入れ、こだわり、悲しみなどを綴ったエッセイ。 東京は、この1世紀、何度も「破壊」を経験し、街が大きく変貌した。「故郷喪失」した著者の複雑な思いが伺われる東京論。2016/08/24

tocca

0
黒豹が逃げた事件は知らなかったなぁ・・・。当時の新聞を読みたい。2009/07/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15816
  • ご注意事項

最近チェックした商品