ちくま文庫
水滸伝〈8〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 473p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480421180
  • NDC分類 923.5
  • Cコード C0197

内容説明

朝廷に帰順した梁山泊軍は辺境防備に、謀叛鎮圧にと目ざましい働きをするが、戦いにつぐ戦いにさしもの百八人の豪傑たちも一人、二人と倒れてゆく。やがて彼らの盟主宋江にもしだいにその時が迫ってくる。中国大長編伝奇小説完結篇。

著者等紹介

駒田信二[コマダシンジ]
1914‐1994年。三重県生まれ。作家、文芸評論家、中国文学者。長年、早稲田大学客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

67
地上の悪人を成敗するため天から遣わされた108人のはずが、佞臣たちは成敗されず、皇帝に重用されたまま。宋江は死に、生き残った者もばらばらに。勧善懲悪とは程遠い結末は、『水滸伝』の影響を強く受けた『南総里見八犬伝』がとりあえずはハッピーエンドなのとは大違い。ただ、どちらも、仲間が集結していく間が面白く、大義名分に縛られるととたんに面白くなくなるのは同じ。2019/10/21

とらやん

1
王慶を倒した宋江たちは、休む間もなく方ロウ討伐のために南に向かう。 無敵を誇った梁山泊の好漢たちも、度重なる激戦でバタバタと倒れていき、 かろうじて勝ちを収め、都に凱旋した宋江たちにも、 悲しい結末が待っていた... 改めて振り返ると、梁山泊に集結する過程の、 ハチャメチャぶりが面白かったですね。 朝廷に帰順してからは、なんだか堅苦しい感じで、歯がゆいです。 結局天寿を全うしたのは、官職から離れ田舎に引退した者達だと言うのも、 なんだかさみしい終わり方でしたね。 花落啼鳥総て愁に関わる。2015/09/30

クリイロエビチャ

1
無敵の一枚岩だった梁山泊の面々が、1人抜け2人抜け、1人殺され2人殺され、あっという間に人数が減る最終巻。前巻までは何しても死ななかったのに。チートな公孫勝と回復魔法担当の安道全がいないんじゃ、それも当然だが。宋江が最後に李逵を連れて行ったのは、「李逵はおまえのペットじゃないぞ」と思いつつも、ちょっとウルッときた。4人の悪い官僚は叱られただけで全然お咎め受けないし、主だった好漢はみんな死んでしまうしで、痛快でも爽快でもない終わり方だったけれど、こういう死に様が男の美学的なものなのだろうか。わかんないなぁ。2014/08/30

Sano Kazuhito

0
1997.6.3全八巻読破。大学2年生の春4月~6月の2か月で読破している。水滸伝、今でいうワンピースみたいな・・・^-^。是非、一度読んでみてほしいです。男子は、ゲームでやるのかもしれません^-^。いろんな豪傑が出てきます。それにしてもすごいペースで読んでいる。当時は、毎日、読みかけの本を3冊くらい持ってました。で、大学の授業中、一心不乱に読むわけであります^-^。2004/10/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/219741
  • ご注意事項

最近チェックした商品