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ちくま文庫
水滸伝〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 465p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480421135
  • NDC分類 923.5
  • Cコード C0197

内容説明

武松は鴛鴦楼で大暴れし、弓の名人花栄が登場して、清風寨をおおいに騒がす。一方、星主の宋江は閻婆惜殺しの罪で捕まり江州に送られ、そこの牢役人で一日五百里を走る戴宗や二挺の斧を自在に使う李逵と出会う。百八人の好漢たちは続々と出会っていくが彼らに対する中央政権の風当たりもしだいに激しさを増していく。

著者等紹介

駒田信二[コマダシンジ]
1914‐1994年三重県生まれ。作家、文芸評論家、中国文学者。長年、早稲田大学客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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NAO

71
再読。父に会いに戻った宋江に降りかかる危難の数々。ついには九天玄女が現れて宋江を救い、天書を授ける。第1巻で宋江たちは解き放たれた妖魔と紹介されていたが、「彼らは過去に悪心をもっていたため天上から追放され、まだ道行が足りていないために下界に留め置かれている」者たちであるということが明らかにされる。別世界の神様(または仏様)がしくじりをして下界に落されるというモチーフは、『西遊記』にも出てくる。『竹取物語』のかぐや姫が天上界の人間というモチーフも、中国のこの考え方の影響を受けたものだろうか。2019/10/12

北条早雲

1
天星を主体に物語が進んでいき、地星が彩りを添えて、官軍や美女そして悪女が梁山泊に集結する。がしかし最後の最後には愕然とする結末がまっています。

クリイロエビチャ

0
梁山泊に集う荒くれ者たちを「好漢」と表現しているけど、違和感しか無い。自分の進む方向に誰かいたら「邪魔」って障害物どかす感じで切り殺す、殺した人の肉を切り取って焼いて食う。これが好漢か?私だけじゃなくてそう思っている人が多いみたいで、「好漢」でググったら同じようなこと書いている人がたくさんでてきた。やっぱりね。今回は宋江メインに話が進んでいったけれど、この人あっちこっちで捕まっては助けてもらって泣いての繰り返し。何で持ち上げられているのかわからない。やってることがお荷物のヒロインみたいでイライラしたわ。2014/07/16

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