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ちくま文庫
バスで田舎へ行く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480420794
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0126

内容説明

北は北海道、南は種子島で路線バスに乗れば、発見につぐ発見がある。土地の高校生たちの思わぬ会話が耳に飛び込んでくるし、「人面(ひとづら)」「阿多惜経(あったらきょう)」など伝説を感じさせる地名が目に入り、思わず謎を探ってしまう。そして、祭りに参加すれば土地の人に「旅人よ」と話しかけられる。単なる観光地では決して味わえない楽しさ満喫。

目次

母里と広瀬 山陰ののどかな城下町
大阪能勢 僕のオオクワガタの故郷へ
越後 「人面」と「油揚げ」の町を訪ねる
津軽紀行 イカと太宰と温泉と
京のどんづまり 茅葺き宿の地鶏の味
阿武隈百目鬼 妖気地帯探訪
飛騨合掌の里 どぶろく祭りでデデレコデン
高知馬路村 ユズの桃源郷に残る森林鉄道
奈良天川村 癒しの山里を往く
登米 「宮城の明治村」へ時間旅行
播磨灘 遊女伝説を追って
長崎平戸 隠れキリシタンと巨漢力士の伝説
オホーツク 小雪舞う流氷海岸を北上す
種子島 珍地名「阿多惜経」を探る
奥多摩 幻の湯の町日帰り旅行
南紀龍神 B29が堕ちた里
山口長門 ホタルと楊貴妃を訪ねて
伊那・奥三河 「虫づくし」の旅

著者等紹介

泉麻人[イズミアサト]
1956年、東京出身。慶応義塾大学商学部卒業後、東京ニュース通信社に入社。「週刊TVガイド」「ビデオコレクション」の編集者を経てフリーに
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RYOyan

14
最後の最後で飯田から足助へ向かうルートが出てきて親近感がわきました。テレビでよくある路線バスものはルールがキツくてしんどいけど、あっさり列車乗ったりタクシー乗ったりしてるので本当にゆる旅です。確かに地元にもどんなお客さんが利用してるのか気になる1日3本くらいの限界路線があって、乗ってみたくもなりました。クルマとは全然違う印象になるんだろうなぁ。2019/06/01

つちのこ

2
図書館本。バス好きの著者ならではのゆったり目線で、田舎の路線バスでゆく小さな旅の魅力を描いている。宮脇俊三著『ローカルバスの終点へ』も良いが、性格的にのんびりしたように見えるこちらのほうが、私の性にあっていそうだ。(2004.8記)2004/08/23

ほたぴょん

1
タイトルの通り、田舎の路線バスをめぐる旅レポ。田舎といっても東京大阪京都の奥の方、というのもある。バス停に残る昔の地名などについて、いわれを色々と考察してみるのだが、ほとんどは帰ってから確かめてみたりはしていないようで、たいてい「~だろうか…。」で終わっちゃう。このゆるい投げっぱなし感がバス旅行の空気みたいなものを伝えてくれて良い。なお完全に余談だが、個人的には、オホーツクで砕氷遊覧船ガリンコ号Ⅱが出てきたときは、「皆川亮二の『D-LIVE!!』で出てきたやつだ!」と思ってちょっとテンションが上がった。2017/04/24

rakukko

1
泉麻人を初めて読む。紀行モノが読みたく適当に古書店で手に取ったのだがなかなか良かった。鉄道網の無い場所、さして有名でもない田舎を旅する魅力を存分に味わえる。そしてローカルバス故のユルさや不便さ(という魅力?)も。“車窓から一見して「当たりくじ」を引き当てる~観察眼とイマジネーションを駆使した一種の賭け”というバス旅を説明した下りが印象的。また解説(実相寺昭雄)の“路線バスは景色の流れていく速度が丁度良い”という一文で単純明快なバスの魅力に改めて気づかされた。2014/09/05

じょみ

1
路線バスの旅って贅沢だ

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