内容説明
量たっぷりなのに爆安。栄養バランスもバッチリ。さらにやみ付きになる味を醸す―。そんな定食を探して見つけて、ご紹介しましょう。巨大なおかずに感動し、お代わり自由の店では丼飯3杯を平らげて、ベルトを緩める。畸人研究学会主幹による主観的な定食ガイドブック。気になる人気店の思い出から見知らぬ街で良店を発見する極意まで。
目次
第1部 街をブラブラ(定食の聖地・神保町界隈;青春の爆食!早稲田から高田馬場;ヨコハマの洋食;地下街と定食;あの街この街―味わいの定食屋)
第2部 テーマ決め食い一直線(立ちそば屋で定食を食べたくなって;お好み焼きだってごはんだよ;魚が食べたい日々;ぶたぶたこぶた―栄光の豚料理;カレーの逆襲)
第3部 大中華帝国の覇権(ラーメンライスの極意;焼き飯紀行;横浜中華街ランチ勝負!;横浜中華街の名店へ)
著者等紹介
今柊二[コントウジ]
1967年愛媛県生まれ。横浜国大卒。独自の世界観・宇宙観を激しく放出する畸人の生態を追い求める、畸人研究学会主幹を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
20
2005年5月の本。文庫オリジナル。「読みたい本」に登録があった作者。紹介されて店は愛媛、横浜、中目黒ほか。さわりだけでも登場し、行ったことがあったのは高田馬場のえぞ菊とステーキのあさくまだけ。やはり日本は広い。自分に当てはめて思い出すと大学生・新社会人の頃に覚えた外食は、マーボー飯、中華飯、五目あんかけ焼きそば、かけそば+カレー丼、味噌ラーメン(やはりえぞ菊)。他愛もない記憶だが、あれやこれや、当時を思い出す。やはり年取ったなあ。しみじみの文化の日。2022/11/03
緋莢
17
量たっぷり、栄養バランスばっちり、それでいて手ごろな値段。そんな「定食」を求めて、首都圏のみならず、全国を食べ歩いた。「定食の聖地」神保町界隈から、横浜の洋食。時には立ち食いそばで、定食を食べ、お好み焼き定食も楽しむ。「定食」と「定食的なもの」に関する冒険の書。2016/02/11
中野(racoon)
15
★★★★☆ 驚いたのが、鯖の味噌煮は全国でまんべんなく定番メニューだと思ってた!四国には行ったことがないけど、うどん関連以外にも独特の食文化がありそう。中華街編でも、観光のしすぎで夕食の時間が遅くなってしまったときに愛用する「大福林」が褒められていてなんだか嬉しい。今先生の著書をいくつか読んで、ご飯には合わないだろ~と食わず嫌いしている刺身定食に少し興味がわいてきた。中目黒の「とんき」のエピソードがしみじみせつない。2017/03/05
若黎
6
読んだからとて店に行くわけではない。でも、美味しそうだな。2025/08/04
みかん。
5
スピルバーグ監督には「太陽の帝国」という映画作品があるらしい。2022/02/25