ちくまQブックス<br> トルコから世界を見る―ちがう国の人と生きるには?

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ちくまQブックス
トルコから世界を見る―ちがう国の人と生きるには?

  • 内藤 正典【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 128p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480251398
  • NDC分類 302.266
  • Cコード C0339

出版社内容情報

西洋と東洋、どうしたら二つの文化の融合が可能かを考え続けてきた国・トルコ。トルコの考え方を通して、異文化理解やグローバルとはどういうことかを考える。

内容説明

環境や貧困、差別や戦争、世界規模の課題解決は、他国の人と取り組まなくてはならない。そのためには自国とちがう国の文化を知ることが重要だ。アジアとヨーロッパ、二つの大陸にまたがる国トルコは「東洋のものさし」「西洋のものさし」の融合が可能か考え続けてきた。トルコの人びとの考え方を通して、世界を眺めると、異文化理解のてがかりが見えてくる。

目次

第1章 イスラムと政教分離のはざま(イスラムの国ではないトルコ;ケマル・アタテュルクの決断 ほか)
第2章 だれも正義の味方になれない民族の問題(トルコ人であること;憎しみは憎しみをよんで ほか)
第3章 素顔のトルコの人たち(子どもはたからもの;赤ん坊にとっての日本とトルコ ほか)
第4章 激動する世界のなかで(トルコ人労働者の30年;家族とともに暮らすこと ほか)
第5章 トルコのものさしが示す世界の姿(ある希望への旅路の物語;フランスへ密航する ほか)

著者等紹介

内藤正典[ナイトウマサノリ]
1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。同大学院理学系研究科地理学専門課程中退。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

109
トルコは東洋と西洋の間に位置するだけでなく、宗教や民族も変遷があった地域でもある。そして現在ロシアとウクライナの隣国である。今後、日本は労働力が減少し確実に移民が増えてくる。その際日本のものさしだけで見ると異文化と共生することは難しい。トルコは1960年代ドイツに多くの移民を送り出し、2世3世の問題に直面した。最近では近隣のシリア、イラクから移民を受け入れる立場になった。オスマン・トルコ帝国では多くの民族が共存し、第一次世界大戦後イギリス、フランスに抵抗し独立した。トルコのものさしに学ぶ点は数多くある。2022/11/07

紙狸

22
2022年10月刊行。1994年の原著に加筆。若者向けに書かれ、127頁という小冊子。しかし、中身は重い。トルコという対象に何十年も取り組んできた著者の言葉が重いのだ。トルコという国は、「西欧のものさし」と「東洋(イスラム)のものさし」を融合できるか考え続けてきた国だという。著者は、「融合は可能」だが、価値観の根底には「イスラムのものさし」が強く出てくるように思える、と述べる。トルコはよく「親日的」と表現されるが、著者によれば、日本との関係は「国家どうしというより、人と人との関係に支えられてきた」と言う。2022/11/27

メメント・モピ

2
中東のこと(例えば、ワールドカップを開催しているカタールについて)を報じるニュース番組やSDGsに感じるモヤモヤの原因が分かった。この社会の指標の多くが「西欧のものさし」を基準にしている。だから、「西欧=優」「その他=劣」という構図になる。これは日本にも言える。例えば、日本向け国産商品の広告で西洋人モデルを出演させるのはなぜ?「西洋人=美しく、オシャレで全てが素晴らしい」という虚構のイメージを再生産している気がする。西欧の素晴らしい部分だけを感受し、彼らが行った侵略や支配(それは日本も同じ)を 2022/11/25

かりん

1
普段なら読まない分野の本。訳あってたまたま読んだ本なのだが面白かった。私も「イスラムと聞くと何となく避けたくなる」偏見だらけの人間だなあと反省しつつ、トルコの歴史的背景や個々の人間としてのトルコ人の話を興味深く読んだ。加筆された部分(ウクライナ侵攻などの現代の社会情勢も出てくる)はさらに勉強になった。私のものさしも西欧寄りであった。2023/04/30

はるの ゆきこ@私の本棚

0
昨今のニュースから関心を持ち読んだ。 トルコという国のこと、イスラム教のこと、認識が違っていることを確認することが出来た。2023/02/17

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