感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかし
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イランの伝承のアレクサンダーというか、イスカンダル大王伝説をもとに構成。アレクサンダーがペルシャ王ダレイオス三世の異母兄弟だったり、ペルシャやインドはもちろん、シナやら象耳族といった架空の国々を征服して行くというファンタジーの世界です。史実は相当無視してるんじゃないかな。ペルシャ・イラン側が、征服者であるアレクサンダーをこうも魅力的に伝説にのこす、というのは面白い。まぁ、だからこそ、アレクサンダーをペルシャ王の息子にして、民族的な感情にうまく折り合いをつけたのだろうけど。2017/10/07
キヨスケ
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これで『世界の英雄伝説』シリーズ10冊をコンプリート。最初に5冊読んだのはかなり昔のことなので機会があったら再読したいところ。2012/01/28
すがし
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敢えて史実ではなく、伝説の中に語られるアレクサンダー大王に焦点を当てている。アレクサンダーに征服されたイランの屈折した感情、その独特の神話観が興味深い。2007/03/31