目次
E・ベルツ集(ベルツの日記(抄))
E・S・モース集(日本その日その日(抄))
W・モラエス集(日本の追慕;徳島の盆踊(抄)
日本精神)
R・ケーベル集(隨筆集(抄))
S・ウオシュバン集(乃木)
『ベルツの日記』を讀む(安部能成)
モース先生(石川千代松)
モライスと佛教(アルマンド・マルティンス)
日本に難破したポルトガルの文人モラエス(佃實夫)
ケーベル先生(夏目漱石)
ケーベル先生の生涯(久保勉)
「乃木」序文(幣原喜重郎)
「乃木」卷末語(目黒眞澄)
解題(唐木順三)
年譜(編集部編)
參考文獻(編集部編)
詳細目次
感想・レビュー
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壱萬参仟縁
22
読んだことのなかったW・モラエス集(165頁~)。日本のどの都市にも、劇場、寄席、遊戯場、遊び茶屋がある(171頁上段)。日本の女は、乙であれば、たいへん美しい(同頁下段)。むすめの魅力。卵型の小さな顔をした得も言われぬ優美さ。薔薇色の唇の新鮮さ(172頁上段)。日本の若い女性描写を印象的に残している「日本の追慕」である。日本人は聰明で朗かで移り氣で浪費的である(同頁下段)。日本の女はばたばた騒がず、せかせかそわそわしたところがない(177頁上段)。だとよ、フワちゃん。2021/05/06