ちくま日本文学全集 〈059〉 折口信夫 折口信夫

ちくま日本文学全集 〈059〉 折口信夫 折口信夫

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  • サイズ 文庫判/ページ数 477p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480102591
  • NDC分類 918.6
  • Cコード C0393

目次

海やまのあひだ抄
春のことぶれ抄
古代感愛集抄
近代悲傷集抄
現代襤褄集抄
詩拾遺
死者の書
実川延若讃
日本文章の発想法の起り
「古代研究」追い書き
妣が国へ・常世へ
春来る鬼
地方に居て試みた民俗研究の方法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kouro-hou

22
ちくま日本文学全集60巻を逆から読もう企画の2冊目59巻。実は詩集が苦手でして大苦戦。普段なら購入しないところも読む機会ができるのが全集買いのいいところです。前半詩集、中盤「死者の書」、後半評論考察という編成で、前半鬼門、後半知識不足、中盤は難解ながら大満足という不思議な読書になりました。古代日本史の研究を国文民族学者が小説にして発表したらこうなりました、な「死者の書」ですが、流石戦前の作ということもあって現在では研究内容が更新されている点も多々あるそうで、その辺を統合したバージョンも見たい気がします。2015/09/06

藤月はな(灯れ松明の火)

9
折口氏の民俗学や文学などに対する評論や小説などを初めて読みましたがとても面白く、興味深かったです。所々に歴史や文学の授業で学んだ事柄も出ており、ほくほくしながら読みました。2010/04/07

うえ

6
解説「この髯籠を来臨する神(彼は太陽神を想定していた)の目印であり、遠くからやって来る神がこの髯籠に寄り来ると考えたのである。折口は神が寄り来るためのこのような装置を、神にとっては「よりしろ」(依代)、人間からいえば「おぎしろ」(招代)と表現した。折口の面白さは、この考えに立って、各地で見られる同様の祭りの仕掛けや祭具を次々に解釈してみせることにある。祇園祭の山鉾、修験道の儀礼にみえる梵天、葬式の花籠から、盂蘭盆の燈籠、五月の節句の幟、正月の餅花や繭玉、さらには武士が用いた旗さし物や火消しの纏に至るまで」2018/02/23

せっぱ

2
独特の言葉を使って描かれた作品が多いので,見開きごとに説明がついている本書はとても読みやすかったです。詩歌は各年代の抜粋となっているため,年表で時代背景や作者の周辺で起こったことを確認しながら読みました。歌舞伎の考察がとても興味深かったです。2014/09/21

がっちゃん

1
ただただ字面を追うだけになってしまった…。まだまだ勉強不足。出直してきます。2014/07/07

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