出版社内容情報
知的創造を四段階に分け、危機の時代を打破する真の思考のあり方を究明する。『アイデアのつくり方』の源となった先駆的名著、本邦初訳。解説 平石耕
内容説明
あらゆる知的創造は、“準備”“培養”“発現”“検証”という四つのプロセスを踏むことで生み出される。では、人間がもつ思考の可能性を最大限活用し、「ひらめき」を意識的に生み出すような方法とはどのようなものか―。バーナード・ショーらとともにフェビアン協会の中心人物であったイギリスの政治学者・社会学者グレアム・ウォーラス(1858‐1932)。彼は、混迷を深める危機の時代にあって「思考」がなによりも重視されるべきと考え、そのメカニズムを原理的に究明しようとした。ジェームス・ヤング『アイデアのつくり方』の源泉ともされる創造的思考の先駆的名著、待望の邦訳。
目次
心理学と思考
意識と意志
技法に先立つ思考
コントロールの諸段階
思考と情動
思考と習慣
努力とエネルギー
思考のタイプ
意識の遊離
教育の技法
公的教育
教えと実践
著者等紹介
ウォーラス,グレアム[ウォーラス,グレアム] [Wallas,Graham]
1858‐1932年。イギリスの政治学者・社会学者。オクスフォード大学を卒業後、ハイゲート・スクールの古典教師などを経て、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで教鞭をとる。1886年にフェビアン協会の正式会員となり、中心的役割を担うがのちに離脱。政治における感情・情緒などの心理学的側面に注目し、「巨大社会」における個人や共同体のあり方を模索した
松本剛史[マツモトツヨシ]
1959年、和歌山県生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆ツイテル☆
jiroukaja