ちくま学芸文庫<br> 大元帥 昭和天皇

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電書あり

ちくま学芸文庫
大元帥 昭和天皇

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月29日 23時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480099716
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

出版社内容情報

昭和天皇は、豊富な軍事知識と非凡な戦略・戦術眼の持ち主でもあった。軍事を総攬する大元帥としての積極的な戦争指導の実像を描く。解説 茶谷誠一

内容説明

大日本帝国において、天皇は軍事を統帥する大元帥であった。では、天皇は軍部からどのような情報を得て、それに対してどのような質問や意見を発していたのか。また、国策・戦略・作戦の決定に際して、どれほどの役割を果たしていたのか。史料から浮かび上がってくるのは、大元帥としての自覚と責任感を持ち、主体的に戦争指導を行っていた天皇の姿である。その軍事知識は豊富で、非凡な戦略眼によって統帥部の戦略・作戦の欠陥を鋭く指摘することもあった。昭和天皇の戦争指導の実像を描き、その戦争責任を検証する。

目次

第1章 大元帥への道(軍人としての昭和天皇の生い立ち;大元帥としての自覚―摂政時代の転換;大元帥としての天皇の役割)
第2章 大陸への膨張と昭和天皇(代替わり=大元帥・昭和天皇の誕生;満州事変、二・二六事件と天皇;日中全面戦争と大本営の設置;南進・膨張戦略と天皇)
第3章 アジア太平洋戦争における天皇の戦争指導(開戦決定と天皇とのかかわり;天皇による積極作戦の要求;ソロモン・ニューギニアをめぐる激戦;天皇による決戦の要求)
第4章 敗戦と天皇(戦況の悪化を憂慮する天皇;戦況上奏の実態;本土決戦方針と聖断シナリオ)
あとがき―昭和戦争史に果たした天皇の役割とその戦争責任

著者等紹介

山田朗[ヤマダアキラ]
1956年大阪府生まれ。愛知教育大学卒業。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。現在、明治大学文学部教授。明治大学平和教育登戸研究所資料館館長。専攻は、日本近現代史・軍事史・天皇制論・歴史教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

55
よくよく考えてみれば、近代以降の君主制国家において、宣戦布告をして戦争状態になった以上、君主が国家を勝利に導くために行動するのは当たり前のことであり、大元帥の地位にあった昭和天皇も例外ではない。(解説)/美化も悪魔化も不要の話。まして幼少期の教育が乃木や東郷に任された人だったのだから。/版元が変わり電子本で読めるようになっての再読。改めて思うのは戦争責任インタビューでの言葉のあや、文学方面話のありえなさ。同時代を職業軍人として生き、大元帥の姿に触れ、御下問に答えた方どう感じたのだろうか。2021/09/04

ジャズクラ本

24
◎本書は筑摩書房だが元は共産系の新日本出版社刊行で僕が読んだのはこちら。予め書いておくと僕の中で昭和天皇の戦争責任に決定的な決着をつけたいとは思っていないし、国体として進行した重大事態を誰彼の責任と押し付ける危険性の方をむしろ危惧している。では本書がつまらなかったかといえばそうではなく、天皇を大元帥という立場におかれた一人の人物として見、帝王学を学びながらも各時局における焦燥や安堵など人間らしい心情心理が汲み取れて非常に興味深かった。終戦時、44歳で今の僕より少し若い。様々な意味で感慨深い一冊だった。2020/12/26

ゲオルギオ・ハーン

20
私のこれまでの昭和天皇のイメージは戦争に消極的で、平和的というものでしたが、本書でそれが大きく変わりました。本書は昭和天皇の大元帥としての面に注目し、第二次世界大戦における天皇の発言や動きをまとめています。天皇は政戦両方の最高会議に出席する総合的な戦略を考える立場にあり、大本営では命令を出す権限や作戦に修正を促す権限もあり、実際に行使していた。戦争を通して政戦両面に深く関与していた人物でもあるから、天皇の戦争責任ということよりも大戦中の日本軍の特徴や戦略決定理由もわかって興味深かった。2021/01/20

みなみ

17
少し前に読んだ「日本の戦争III 天皇と戦争責任」では、本書の内容が概略的に触れられており、アウトラインを先に読んだのでこの本の理解も早かったように思う。15年戦争を通じて、昭和天皇がどのように軍事に関わってきたかをまとめた内容。当時の作戦や状況判断の是非をジャッジするのではなく、軍や天皇がいかなる情勢判断をしたのかの思考の流れを追っているのが良い。こちらも、「あー、こういう流れでこっちにまで進出したのか」と理解できる。本とはそういうものだが、自らの知らないことの多さを省みることができた。2021/08/08

さとうしん

15
日中戦争、アジア太平洋戦争において、昭和天皇が「大元帥」として統帥部への下問を通じ、主体的、積極的に戦争指導を行っていたことを描き出す。その戦略眼には非凡なものがある一方で、戦況の推移に一喜一憂し、下問が悪影響をもたらすこともあった。また軍部の側も天皇の言葉を利用する一面もあった。そうした細かな論証を積み重ねることで、絶対君主に近い立場にあった昭和天皇の戦争責任を問うていく。近代君主と戦争との関わりは、明治天皇、あるいは英国王や独皇帝、露皇帝などと比較したらどうなるのかという点が気になる。2020/07/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16049301
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。