ちくま学芸文庫<br> 折口信夫伝―その思想と学問

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ちくま学芸文庫
折口信夫伝―その思想と学問

  • 岡野 弘彦【著】
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  • 筑摩書房(2020/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480099631
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0139

出版社内容情報

古代人との魂の響き合いを悲劇的なまでに追求した人・折口信夫。敗戦後の思想まで、最後の弟子が師の内面を描く。敬愛と鎮魂の念に満ちた傑作伝記。

内容説明

古代人との魂のひびきあいを生涯にわたり、悲劇的なまでに求め続けた人・折口信夫。日本各地への旅のなかで発見された「まれびと」、短歌創作を通した教育、新しい国学の提唱、そして敗戦後の日本において育もうとした人類教的な神…。現実との葛藤を常に抱えながら展開された折口の学問とはいったい何であったのか。最後の弟子が足跡のひとつひとつを確かめながら、折口の内面の真実をつぶさに描き出す。師への追慕と鎮魂の念に溢れた傑作伝記。第14回和辻哲郎文化賞受賞。

目次

古代学と万葉集
万葉学とアララギ
まれびと論以前
力ある感染教育
内なる「まれびと」論
国学と神道
国学の伝統
「まれびと」とすさのを
日本人の神
時代と批評精神
新しい神の発見
折口の古代と出雲
折口のブラック・ホール
慨みの声としての短歌
古代への溯源
時代と学問
敗戦による、死と再生
二つの『死者の書』
『死者の書』の主題
敗戦の後の思想(一)
敗戦の後の思想(二)
神道の宗教化(一)
神道の宗教化(二)
日本人の他界観

著者等紹介

岡野弘彦[オカノヒロヒコ]
1924年、三重県生まれ。國學院大學国文科卒業。歌人。國學院大學名誉教授。日本芸術院会員。文化功労者。主な歌集に『天の鶴群』(読売文学賞)、『バグダッド燃ゆ』(現代短歌大賞、詩歌文学館賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フリウリ

3
なかなか難しくて読み込めないでいる。その理由の1つとして、岡野氏の折口信夫へのおもいの深さが「言葉をこえている」ことがあると思うのだが、他方、折口の感情の起伏、「おほやけばら」(公腹=時代に対する大きな怒り)と短歌・詩との関係、「まれびと」としての神と「みこともち」としての神(=天皇)とか、示唆を得ることは多い。最近、岡野氏による「源氏全講会」がyoutubeで公開されているのを知った(森永エンゼルカレッジ)。三矢重松、折口を継ぐ「全講会」と並行して本書を読むと、別の糸口がつかめそうな気がする。72023/02/28

はるぴょん(ひらた)

1
著者は折口の弟子として、その晩年に起居を共にした歌人。歌の解釈を中心にしながら実際に見聞きしたエピソードも交えつつ、折口の胸の秘奥を丹念に描いているという印象。伝記はともすると無味乾燥に陥りがちだが、本作はそうではない。個人的に惜しいと思ったのは民俗学に関する叙述が少なかった点。マレビトや霊魂観などの中心概念には触れられているものの、それ以外の民俗学に関する話題が少なく、やや物足りない感じがした。2020/02/25

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