ちくま学芸文庫<br> 交易の世界史〈上〉―シュメールから現代まで

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ちくま学芸文庫
交易の世界史〈上〉―シュメールから現代まで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480099365
  • NDC分類 678.2
  • Cコード C0122

内容説明

絹、スパイス、木綿、茶、砂糖、そして奴隷…。人類はたえず新奇なもの、希少なものに魅了され、あるいはさらなる豊かさを求めて、砂漠を越え、海を渡り、無数の交易を重ねてきた。それは人間の本能であり、貿易への衝動こそが人類史を左右してきたと著者はいう。交易の歴史は世界の覇権をめぐる文明の興亡史であるだけでなく、そこには人々の欲望がこのうえなく露骨なかたちで映し出されてもいるのだ。本書は数千年にも及ぶその歴史を一望する試みである。上巻は、古代シュメール文明から、スペイン、ポルトガル両国が世界の覇権をアラビア商人たちから奪取する16世紀まで。地図・図版多数。

目次

第1章 シュメール
第2章 貿易の海峡
第3章 ラクダ、香料、預言者
第4章 バグダッド‐広東急行―一日五ディルハムで暮らすアジア
第5章 貿易の味と貿易の虜
第6章 貿易の病
第7章 ヴァスコ・ダ・ガマの衝動

著者等紹介

バーンスタイン,ウィリアム[バーンスタイン,ウィリアム] [Bernstein,William J.]
1948年生まれ。アメリカの投資理論家、歴史研究家。カリフォルニア大学バークレー校でPh.D.(化学)を、同大学サンフランシスコ校でM.D.を取得。神経学者として活躍したのち、現代ポートフォリオ理論へと研究関心をうつし、個人および機関投資家向け投資顧問会社Efficient Frontier Advisorsを共同で設立。金融や経済史に関する多数の著作がある

鬼澤忍[オニザワシノブ]
1963年埼玉県生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

66
『綿の帝国』の参考文献にあり、しかも訳者が同一だったので手を伸ばしたが、これも面白い。ユーラシアの陸路交易(もう少し唐の時代のことを書いてあれば言うことがなかったのだが)、特にモンゴル支配がそれを安定させたこと、そしてペストでモンゴル帝国が壊滅するとそのルートも失われ、結局ヴェネツィアの商人も干上がっていったことなど、今まで気づかなかったリンクがつながった。ヴェネツィアがエジプトで香辛料の代わりに売っていたのが黒海沿岸で仕入れたマムルークだったとは!終章のポルトガルの非力な「野蛮」さもあの時代の象徴かな。2023/06/05

ゲオルギオ・ハーン

31
主に香辛料貿易を中心に交易の歴史をまとめている。上巻は古代から16世紀まで。個人的にはタイトルの割に範囲が狭いような気がしますが、ポルトガルの貿易展開に力をいれて書いていたり、ローマ帝国の貿易赤字について書いていたりと類書ではあまり書かれないところを扱っている点もあって面白かった。個人的にローマ帝国の貿易赤字が帝国内の東西の経済格差にもつながっているような気もしたのでもう少し掘り下げてほしかった。書き方が丁寧なので復習にもなって良かったです。運送手段としてラクダの活躍を書いていたのも良かった。2022/08/03

Shin

21
久しぶりに本屋でブックハンティングをしているときに衝動買いした本。手にとってパラパラとめくっただけで「これは面白い本だ」と確信したのだけれど、その予想を上回る面白さで一気に読んでしまった。いわゆるビッグヒストリー系の本かと思いきや、歴史学的な考証には(あまり)こだわらず、古代から中世までの〈交易に魅せられた人間たち〉の姿を活き活きと描く歴史絵巻。モノと人、富と冒険、交易路と国家的野望、様々なものが秩序と無秩序の間で入り乱れつつ、グローバルな世界の〈交易〉を紡ぎ出してゆく。2020/03/15

にゃんにゃんこ

9
歴史に於いて、大きな流れの根底に貿易や交易があると分からせてくれた。文章は平易で読みやすい。新しい観点と洞察で、全く飽きさせない。非常に勉強になった。「豊かさの誕生」に引き続き著者の本は外れが無いですね。面白さ702022/01/09

ta_chanko

5
古代から大航海時代までの世界の交易史。交易は人間の本能。交易によって世界が広がり、遠隔地とつながり、利便性が高まり、文明が発展してきた。長らく、紅海からマラッカまでのインド洋を行き来したムスリム商人やインド商人が交易の主役だった。西洋人が来るまでは。交易の発展=グローバル化。イスラームの急速な普及も、グローバル化による交易ルールの統一という視点でみると納得できる。2019/10/10

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