出版社内容情報
人間の進化に迫った人類学者ルロワ=グーラン。半生を回顧しつつ、人類学・歴史学・博物館の方向性、言語・記号論・身体技法等を縦横無尽に論じる。
内容説明
『身ぶりと言葉』で、人間と動物および社会の進化の本質に迫った20世紀の巨大な碩学ルロワ=グーラン。本書では、自身の学問的な半生回顧を皮切りにして、民族学・人類学・歴史学の方向性、博物館のありよう、言語・記号論・身体技法といったテーマを、美術史家クロード=アンリ・ロケを対談相手に、縦横無尽に論じる。中でも巨歩を記した先史芸術については、図像群の構成と位置関係についての統計的分析、抽象から写実表現への変遷など、始原の精神史の詳細にまで立ち入り、人類の文明へと大きなまなざしが注がれる。
目次
人間、ごく当たり前に
出立から
日本の憶い出
中国
神話文字・絵文字・造形表現
文学について
知の構築
博物館のことども
自画像
悦びの力
先史学・歴史学・民俗学
パンスヴァンにて
著者等紹介
ルロワ=グーラン,アンドレ[ルロワグーラン,アンドレ] [Leroi‐Gourhan,Andr´e]
1911‐86年。20世紀フランスを代表する先史学者・社会文化人類学者。第二次世界大戦前には日本でアイヌ民族などの調査に従事。戦後はパリ国立自然史博物館教授などを経て、69年、コレージュ・ド・フランス先史学講座教授に就任、多彩な研究に取り組み厖大な著作を発表した
蔵持不三也[クラモチフミヤ]
1946年生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授、モンペリエ大学客員教授を経て、早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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