出版社内容情報
ほとけとは何か。どんな姿で何処にいるのか。千体を超す国宝仏の修復、仏像彫刻、僧侶として活躍した著者ならではの絵解き仏教入門。解説 大成栄子
内容説明
ほとけとは何か。ほとけとは、どんな姿でどこにいるのか。著者は生涯をかけこのテーマを追い求めた。三十三間堂の千手観音立像千一躯や広隆寺弥勒菩薩半跏像ほか1300体を超える国宝仏の修復家であり、仏像彫刻家にして天台宗の僧侶でもある著者が、伝え遺したかった渾身の著書。挿絵70点以上を添え、やさしい言葉で語りかけるように綴った滋味深い仏教入門書。
目次
ほとけとはどんな姿でどこにいるか?
釈尊をモデルにしたほとけの姿
仏教の終着駅日本にその姿
人間の姿にして永遠に祈る
ほとけには形と働きがある
一目でわかる密教仏の法力
ほとけの世界は全てが浄土
極楽の表現に自然の光景も
力づよい仏像にすがる期待
心の中でほとけを造形する
色即是空、空即是色の秘密
わたくし自身が祈りの対象
著者等紹介
西村公朝[ニシムラコウチョウ]
1915‐2003年。大阪府生れ。仏像彫刻家、仏像修復家、天台宗僧侶。東京美術学校(現・東京芸術大学美術学部)彫刻科木彫専攻卒業。1941年、財団法人美術院国宝修理所入所。1959‐75年、同所所長。1974‐83年、東京芸大教授。京都の愛宕念仏寺住職を勤める。生涯で1300体を超える仏像を修復した。紫綬褒章、仏教伝道文化賞、天台大仏師法印、勲三等瑞宝章、東方文化賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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